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歯医者さんが教える!マウスピース矯正に向くケース・向かないケース

投稿日:2022年3月3日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol300)​

 

 マウスピース矯正の問い合わせやご相談が増えています。

 ただ、中にはマウスピース矯正に明らかに向かないケースなのに

ご本人が自分に都合の良い意見を聞きたがって来院される場合も

あります。

 

 マウスピース矯正には向き・不向きがあります。

 

 ではどういうケースが良くて、どういうケースがだめなのか?

を挙げてみます。

 

 以下は矯正歯科学会が出している指針です。

 

【推奨される症例】
1) 非抜歯症例で、以下の要件を満たす症例
軽度の空隙を有する症例
軽度の叢生で歯列の拡大により咬合の改善が見込まれる症例
・大きな歯の移動を伴わない症例
2) 矯正治療終了後の後戻りの改善症例
3) 抜歯症例であっても歯の移動量が少なく、かつ傾斜移動のみで改善が見込まれる症例
4) 金属アレルギーを有する症例

【推奨されない症例】
1) 抜歯症例
・犬歯が遠心傾斜している症例
・前歯部が大きく舌側傾斜している症例
・歯の大きな移動を必要とする症例
・大きな回転、圧下・挺出を必要とする症例
・患者の協力度が低い症例
2) 乳歯列期、混合歯列期で顎骨の成長発育や歯の萌出の正確な予測が困難な症例
3) 骨格性の不正を有する症例

 

いかがでしょうか?

 

要するに小さい範囲での歯の移動ならマウスピース矯正、

それ以外は原則としてブレース矯正

が適している、ということです。

 

ところが、抜歯して無理矢理マウスピース矯正をしているケースも

日本では行われているようです。

 

現在の医療水準では抜歯ケースは、マウスピースでは不可能です。

 

たとえ最先端、とうたっていてもそれは嘘です。

 

無理なものは無理なのです。

 

都合の良い情報だけ集めるのではなく、欠点もよく理解された上で、

ご自身に適した矯正治療法を選ばれることをおすすめいたします。

 

 

世田谷区・千歳烏山で歯の矯正をご検討の方は

こまい歯科までご連絡ください。

 

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