虫歯治療|世田谷区千歳烏山でおすすめの歯医者|こまい歯科

新型コロナウィルス対策について

月~土曜日まで毎日20時半まで診療

予防専用ルーム完備

訪問歯科診療対応

天然歯の保存にこだわり

お問い合わせ

マイクロスコープを用いた精密治療対応

03-5315-1188

東京都世田谷区南烏山 5-19-10 賀茂ビル2階

虫歯治療

このページの目次

進行状態に応じた適切な虫歯治療に努めております

虫歯治療

こまい歯科では、天然歯の保存にこだわり「削らない・抜かない」低侵襲な処置を基盤に、虫歯の進行状態に応じた適切な治療を心がけております。

虫歯の状態を見極め、的確な処置を実施

虫歯の症状は初期虫歯をはじめ、重度の虫歯まで大きく分けて5段階存在します。進行状態は虫歯を意味するカリエス(carious)のCと、0~4の数字の組み合わせによって表します。以下では、C0~C4の虫歯症状に対して、当院が実施する処置や対策をご紹介致します。

【C0】【C1】初期虫歯

初期虫歯C0(シーオー)、虫歯菌の出す酸によって歯が溶け始めた状態(脱灰)です。この状態では治療を行わず、セルフケア等によって再石灰化(唾液による歯の修復作用)を促し、健康な状態に戻します。
C1(シーワン)は、エナメル質に限定した虫歯のため、WHO(世界保健機関)も治療してはいけないと勧告しています。そのため処置としては基本的にC0と同じです。

虫歯が疑われたが治療不要だった初期虫歯の症例はこちら>>

ただし、見た目がどうしても気になって治したいという場合や、隣の歯を治療中で今治しておいた方が後で大きく削らずに済む、という場合に限っては小さい詰め物で治すこともあります。基本的には、以下の4つの処置を主に実施致します。

フッ素塗布による歯質強化

フッ素塗布

フッ素の塗布によって歯質が強化され、虫歯の進行を抑止する効果が期待できます。さらに、フッ素には「再石灰化」を助ける力もあるため、溶けはじめたエナメル質の修復にも効果的です。フッ素は虫歯予防にも効果的ですので、定期的に受診することをおすすめします。

虫歯の早期発見を徹底

ダイアグノデント

初期症状の虫歯は見た目の変化や痛みなどの自覚症状がほとんどないため、レーザー照射によって虫歯を発見するダイアグノデントを使用して、早期発見・早期治療に努めております。歯の内側で進行する虫歯なども発見することが出来るため、虫歯の悪化を防止することが可能となります。

正しい歯磨き方法の指導

 正しい歯磨き

疾患の予防や口腔内の健康維持には、毎日のセルフケアが重要となります。虫歯の初期症状であれば、正しいブラッシングやデンタル用品の活用によって、歯質の再石灰化を促し、症状を改善できる場合もあります。当院では、歯磨き指導を実施してセルフケアの向上に取り組んでおります。

DMG Icon(レジン)で虫歯の進行を停止

DMG Icon

初期虫歯に多く見られるホワイトスポット(歯の白濁)は、歯面表面の形状変化はありませんが、歯の内部では脱灰が進み空洞になっています。このような場合には、流動性の高いレジン(DMG Icon:自費診療)を歯に浸透させることにより、内部の空洞を封鎖して、虫歯の進行を止めます。※DMG Iconでの処置は、原則2回行う必要がございます。

C0(初期虫歯)をDMG Iconで歯を削らずに治療した症例

▼こまい歯科で実際に行ったDMG Iconを用いた「削らない虫歯治療」をご紹介致します。

①初診時

初診時

犬歯の先端あたりが白く濁っているので治したい、とのご希望でした。まずはラバーダムをします。歯は一切削らないため、痛みを感じることはありません。麻酔なしで処置を行います。

②治療開始/DMG Iconの塗布

治療開始

白く濁っている部分を中心に専用のお薬を塗布していきます。1回の施術時間は約20分程度。

③1回目の治療完了後

1回目の治療完了後

1回目の治療が終了しました。少しだけ白濁が消えましたが完全ではありません。この治療は原則2回行うので次でさらに改善を期待します。

④2回目の治療完了後

2回目の治療完了後

2回目の治療が終了しました。最初に比べてかなり白濁が消えました。表面につやも出ており、自然な仕上がりとなりました。

年齢/性別 20代女性
治療期間 1週間
治療回数 2回
治療費 11,000円/1回(税込)
リスクなど 歯の白濁がどの程度消えるかどうかは施術してみないと分からない。

症例の担当者のご紹介

【C2】象牙質の虫歯

象牙質の虫歯歯のエナメル質を溶かして、象牙質にまで虫歯が達した状態です。歯の神経周辺まで進行すると痛みやしみが強く現れます。象牙質は柔らかく虫歯の進行が早いため、早急な処置が必要となります。切削後の咬み合わせの修復には、保険適用のつめ物から自費診療のセラミックなど、患者さんのご要望や治療患部に適した素材、修復法をご提案致します。

C2の症状では切削の際に、痛みを伴う可能性が高いため麻酔注射を施して治療を実施します。

拡大視野で精密な切削

拡大視野

歯科拡大鏡やマイクロスコープを用いた拡大視野の下、細部の状態をしっかり確認しながら、的確な切削を行います。健康な歯質と感染歯質の境目を見極めることで、可能な限り天然歯の保存に努めております。

感染歯質の染め出し

う蝕検知液

う蝕検知液を歯面に塗布し、感染歯質の染め出しを行います。視認が難しい細部の虫歯などの取り残し防止に加え、感染歯質のみを正確に取り除くことが可能となり、健康な歯質を少しでも多く残すことが可能なります。

ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディング法

歯を削る場合には、最小限の切削で修復が可能な「ダイレクトボンディング」を行います。治療患部に直接、歯科用樹脂を盛って形を形成して行くため、高い適合性を得ることが可能な上、一日で治療を終えることが可能です。

痛みや負担を抑えた処置

痛みや負担を抑えた処置

C2の状態では、治療の際に強い痛みを伴う可能性が高いため、処置を行う前に麻酔注射を施します。当院では麻酔注射の痛みにも配慮し、塗布型麻酔をはじめ、超極細針や電動麻酔器の使用など、可能な限り痛みを抑えた処置を心がけております。痛みに敏感な方も安心して治療を受けていただけます。詳細は以下よりご確認下さい。

痛みを抑えた治療ページへ

機能性や長期維持もこだわる審美治療

審美治療

歯を削った際の修復では、保険適用から自費診療まで幅広い素材や治療法をご用意しております。当院の審美治療は、Bruce J. Clispin先生(UCLA審美治療の開設者・元教授)から、直接手ほどきを受けた歯科医師や優秀な歯科技工士が密に連携を図り、機能性や長期維持にもこだわった補綴物の作製に努めています。詳細は以下よりご確認下さい。

つめ物・かぶせ物(審美治療)ページへ

う蝕検知液とセラミックによる修復で象牙質の虫歯を治療した症例

▼う蝕検知液を用いた的確な虫歯治療後にセラミックインレー(つめ物)で、審美修復を行った症例をご紹介します。

①初診時の口腔内

初診時の口腔内

こちらの患者さんは、左上奥歯にある銀歯の咬み合わせに違和感を感じてご来院されました。セラミックでの修復をご希望でしたので、審美性と強度を兼ね備えたe-max(Sクラス)をご提案、同意を頂きました。

②銀歯の除去

銀歯の除去

銀歯を外したところ、茶色、黒色に変色している部分が姿を現しました。これらは虫歯です。(※歯の真ん中付近、灰色の部分は銀歯をくっつけていたセメントです。)

③う蝕検知液を用いて徹底した虫歯の除去

う蝕検知液用いた虫歯治療

虫歯を丁寧に除去していきます。途中、う蝕検知液(青)を使って虫歯を取り残していないか確認します。う蝕検知液を洗い流し、まだわずかに青く染まる部分が虫歯感染歯質です。染まらなくなるまで除去するのが虫歯治療の基本です。わずかでも取り残すと、虫歯の再発リスクが発生してしまうので慎重かつ丁寧さが求められます。確認と切削を繰り返し、最終的にう蝕検知液でも一切染まらなくなりました。これで虫歯は完全に除去できました。

④精度の高いつめ物の製作

精度の高いつめ物の製作

こちらの患者さんは、咬み合わせが難しいケースだったこともあり、当院が提携しているセラミック専門の歯科技工士(齋藤氏)にemaxインレーを依頼しました。セラミックの隆線、裂溝が計算されて与えられており、厚みも含め必要なスペックをすべてクリアしています。当たり前のようで当たり前でない、高度な職人技と言えます。

⑤つめ物装着の直前、土台の最終確認

土台の最終確認

セラミックインレーを装着する直前です。歯の中の白い部分はグラスアイオノマーセメントです。虫歯が特に深かった部分に充填してあり、神経の保護作用、二次的な虫歯を抑える作用があります。

⑥つめ物を装着して治療完了

つめ物を装着して治療完了

セラミックインレーを装着直後です。咬み合わせの最終チェックのため、印記(赤)して丁寧に咬合調整を行い、治療完了です。無事きれいになり、患者さんにも喜んでいただけました。

年齢/性別 30代女性
治療期間 2週間
治療回数 2回
治療費 emaxインレーSクラス1本 88,000円(税込)10年保証
リスクなど 虫歯が深く神経に達していた場合は神経を取る処置(根管治療)が別途必要となる。治療後に歯がしみる症状が出る場合もあるが数日~数週間で消失する。

症例の担当者のご紹介

【C3】歯髄(神経)に達した虫歯

歯髄(神経)に達した虫歯歯の内部に存在する歯髄(歯の神経・血管)にまで、虫歯が達した状態です。何もしていない状態で激しい痛みを感じます。歯の内部にある感染物質を取り除いて、症状の改善を行う根管治療を実施します。治療には、かぶせ物(クラウン)を装着して歯の咬み合わせを修復します。

C3は症状が悪化する事によって、抜歯リスクも高まるため出来るだけ早めの治療をおすすめします。

精度にこだわった精密根管治療

歯の神経にまで虫歯が達してしまった場合には、歯内の感染物質を取り除く根管治療が必要となります。根管内部の感染物質を綺麗に取り除き、洗浄、殺菌後に根管を密封することによって、症状の改善を行います。根管内の無菌化がしっかりなされてない場合には、再発する可能性が非常に高くなるため、的確な処置が求められます。当院ではマイクロスコープなどの精密機器を用いた精度の高い根管治療を実施しております。詳細は以下のリンクよりご確認ください。

精密根管治療ページへ

虫歯が深かった場合に知らないと損をすること

よくある内容として「治療前は痛くなかったのに治療したら痛みがでてきた」ケースがあげられます。これは治療前はおとなしくしていた病原菌が、治療をきっかけとして活動を活発化させ神経を刺激するためです。一般的に「虫歯はしみる、痛い」という認識が強いため、痛くなければ問題ないと考えている人が多く、ここに誤解を生じさせるポイントがあります。

深い虫歯そもそも虫歯は自覚症状が起きにくいため、かなり虫歯が進行しないと痛みが発生しません。中には菌が歯の神経まで浸透する場合もあり、これは虫歯が深いほど確立が高くなります。一例として虫歯は深かったが、神経が露出することなく、虫歯を取りきれた場合は、神経の保護剤で塞いで1~2週間ほど観察が必要となり、大抵の場合は何事もなく経過します。

または治療後の数日だけしみる程度です。ただし治療後から痛みが始まりだんだん悪化していく場合は、治療前の段階で神経まで感染してしまっている可能性がありますので、この場合はご連絡ください。また気をつけないといけないことは、仮詰めの歯で硬い物やガムを噛む、デンタルフロスや歯間ブラシを入れしまった結果、痛みが生じる場合もあります。

その他歯の問題ではなく顎関節症やあるいは別の部分に問題がある場合もあり、痛みの診断とは複雑で難しいといえます。人間の体は単純ではなく、複数の原因が複合して発生していてもおかしくはないため、まずは担当医の判断を仰ぐことが賢明です。「痛くなければ」名医と考えられがちですが、痛み自体は神経を取れば済む為、喜ばれやすいかも知れません。しかし痛くなる可能性があっても神経を温存させる理由は、神経を取ると歯の寿命が半分以下になってしまうからです。また歯の神経は脳(脳神経)から直接出ている神経ですので安易に取ること自体良くありません。

歯科医師が良心的であろうとすればするほど「何とか神経を残そう」と考えますが、目に見えないことのため、なかなか理解され難い部分もありますのでこのような背景を知っていただけると幸いです。図は歯の内部(象牙質)の電子顕微鏡画像です。拡大すると分かるように象牙質は象牙細管という穴がいっぱい空いていますので虫歯菌(主にミュータンス菌)が浸透し易いです。なお、虫歯がどこまで浸透しているかは、レントゲン及び検知液(虫歯を染める)、歯の色や硬さで判断するのですが、神経に近い場合は非常に判断が難しくなります。

【C4】歯の根っこだけが残存している歯

歯の根っこだけが残存している歯虫歯治療の切削によって、歯肉より上に残存歯質がほとんどない状態です。根管治療で神経を除去しているため、痛みをほとんど感じる事はありませんが、歯の内部では虫歯が進行している状態です。

このような場合には、歯根の先で細菌が繁殖して、骨髄炎などを引き起こすリスクがあります。症状によっては、やむなく抜歯となりますが、保存出来る可能性がある場合には、以下の処置を実施致します。

精密根管治療

精密根管治療

C3の処置と同様に、精密根管治療を実施します。しかし、C4の状態は通常の根管治療では、改善出来ない場合もございます。そのため、右記2つの処置を実施、または根管治療と併用して症状の改善を試みます。

エクストルージョン法

エクストルージョン法

歯肉より上に残存歯質がない場合には、かぶせ物が安定しないため、通常は抜歯後に入れ歯やインプラントで咬み合わせを修復することになります。しかし、当院では歯肉下に埋まった歯質を引っ張り上げ、土台としての機能を回復させる事で、可能な限り天然歯の保存に努めています。

歯根端切除術

歯根端切除術

歯の根の先で炎症が悪化すると、膿がたまる根尖病巣となります。通常の根管治療では改善が難しいため、一般的には抜歯と診断されることが多い症例です。当院では、改善の可能性がある場合に、歯肉を切開し、膿の摘出と感染組織の切除を行う「歯根端切除術」を実施して、歯の存続に努めております。

世田谷区千歳烏山で歯の保存にこだわった虫歯治療をお探しの方へ

歯の保存にこだわった虫歯治療

こまい歯科では、このように患者さんの虫歯の進行状態を見極め、出来るだけ侵襲の少ない適切な処置を心がけております。世田谷区千歳烏山で、天然歯の保存にこだわった虫歯治療をお探しの方はぜひ、当院までお気軽にご相談下さい。

トップへ戻る