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歯医者さんが教える!ハイブリッドセラミックスとセラミックスの違い①

投稿日:2022年3月4日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol301)​​

 

ハイブリッドセラミックスとセラミックスってどう違うの?

という質問、実は患者さんだけでなく職員からも聞かれます。

また、驚くことに歯医者さんの間でも実は誤解されています。

 

・ハイブリッドは「セラミックス」とついているからセラミックスに近いのでしょう?

・セラミックスにレジンを混ぜたものだからでしょう?

と思っている先生もいるくらいなのです・・・。

 

しかし、実はこのハイブリッドセラミックスは、

実用的にはセラミックスと似て非なる性質を持っています。

 

セラミックスにレジンを混ぜたものではありません。

 

実態はレジン(=プラスチック(あるいは樹脂)みたいなもの)なのです。

 

ではなぜレジンと呼ばずに「ハイブリッド」セラミックスという、

一部専門家ですら誤解しやすいような名称がついているのでしょうか?

 

それはレジンの弱点を少しでも克服しようとしてきた経緯を紐解いていくと理解できます。

 

レジンはそもそも、小さい範囲の穴に詰めるために開発された材料です。

 

しかしその強度が弱いため、奥歯のような噛む力が強い場所には不向きです。

 

そこで、フィラーと呼ばれる粒子の割合を増やしたり、粒子の大きさを変えることで

強度を上げよう!ということで、いろんな割合で配合された製品が開発されてきました。

このフィラーは、主にシリカ(二酸化ケイ素、無水ケイ素)です。

 

このシリカは皆さんにお馴染みの物質です。

砂に含まれる透明な粒子をみたら、それはまず石英ですが、これはシリカそのものです。

 

このシリカを、広い意味で捉えるとセラミックスと言えるのですが、

実は狭義ではセラミックスとは言えません。

 

ここに誤解の出発点があったのです。

 

続きはまた後日。

 

 

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