痛みが心配な方へ:歯石を取らずに歯周病を治療できる方法があります
投稿日:2026年9月6日
カテゴリ:歯周病治療
痛みが心配な方へ:歯石を取らずに歯周病を治療できる方法があります
「歯周病の治療って、歯石を取るときに痛いと聞いて怖くて…」そんなお声を、世田谷区の千歳烏山KI歯医者にはたくさんいただきます。歯周病治療が痛くない方法を探しているあなたに、ぜひ知っていただきたい最新の選択肢があります。
この記事では、歯石を取らずに歯周病菌を直接殺菌できる「ブルーラジカル治療」という新しい歯周病治療法について、歯科医師の小泉 竜士が詳しくご説明します。治療の流れ・費用・保険適用の有無・リスクまで、初めて歯医者を探す方にも分かりやすくお伝えします。
歯周病治療が「怖い・痛い」と感じる理由
歯周病と診断されたとき、多くの方が真っ先に思い浮かべるのが「歯石を取るときの痛み」ではないでしょうか。スケーリング(歯石除去)は歯周病治療の基本中の基本ですが、歯肉の炎症が強い場合や歯石が歯根の深いところまで付着している場合、治療中にズキンとした鋭い痛みを感じることがあります。そのため、「治療を受けたいけれど、痛みが心配でなかなか予約できない」という方が世田谷区でも少なくありません。
従来の歯周病治療が抱えてきた課題
歯周病治療は、この30年間で考え方や手技に多少の変化はあったものの、基本的には「歯根の表面に付着した歯石や歯周病菌を物理的に取り除く・洗浄する」というアプローチが中心でした。これは歯周病管理の土台として今でも有効な方法ですが、一つ大きな問題がありました。それは、歯周病菌そのものを「殺菌」することが難しかったという点です。
抗生物質を内服したり、歯肉の溝(歯周ポケット)に薬を流し込む方法も長年試みられてきましたが、劇的な効果を発揮するには至りませんでした。物理的に歯石を取り除いても、歯周病菌が歯肉の中に残ってしまえば、時間とともに再び炎症が起きやすい状態が続きます。この「再発しやすさ」もまた、歯周病治療の悩ましいポイントでした。
従来の歯周病治療は「歯石・歯周病菌を物理的に除去する」ことが中心でした。歯周病菌の殺菌が難しく、再発しやすいという課題がありました。ブルーラジカル治療は、この課題に直接アプローチする新しい方法です。
歯石を取らずに治療できる?ブルーラジカル治療とは
歯周病治療の常識を変える可能性を持つ新しい選択肢が登場しました。その名も「ブルーラジカル治療」です。国立大学法人東北大学歯学部の菅野太郎教授のチームが10年以上の研究を経て開発し、日本の歯科医療機器として初めて臨床治験を通過した治療法です。近年はテレビ番組でも取り上げられるようになり、注目度が高まっています。
ブルーラジカル治療の仕組み
ブルーラジカル治療は、抗菌力を持つ過酸化水素水に青色波長領域の可視光線(ブルーライト)を照射することで、強力なラジカル(活性酸素種)を発生させ、歯周病菌を化学的に死滅させる治療法です。レーザー治療とは異なるアプローチで、熱による組織へのダメージが少ないのが特長のひとつです。
開発者の菅野太郎教授は「まさにゲームチェンジャーという位置づけです」とコメントされており、当院の小泉 竜士院長も直接お話を伺い、この治療の可能性に強く共感して導入を決めました。
ブルーラジカル治療が「画期的」と言われる4つの理由
ブルーラジカル治療が従来の歯周病治療と大きく異なる点は、主に次の4つにまとめられます。
① 歯周病菌を直接「殺菌」できる
過酸化水素水にブルーライトを当てて発生させたラジカルが、歯周病原因菌を化学的に死滅させます。物理的な除去だけに頼らない、新しいアプローチです。
② 歯石を取らなくても治療できるため痛みが少ない
従来のように歯根に付着した歯石をゴリゴリと削り取る必要がないため、治療中の痛みや不快感が大幅に軽減されます。
③ 進行した症例や外科が必要なケースにも対応できる
歯周病が進行していて、これまでは外科処置が必要と判断されていたケースでも、ブルーラジカル治療が選択肢になる場合があります。
④ 術者による技術差が出にくい
従来のスケーリングは術者の技量によって結果に差が出やすいという側面がありましたが、ブルーラジカル治療はその差が比較的小さいとされています。
口臭への効果も期待できます
歯周病は口臭の主な原因のひとつです。歯周病原因菌が産生するガスが口臭の元になっているため、ブルーラジカル治療で菌を殺菌することにより、口臭が改善される効果も期待できます。口臭が気になっている方にも、ぜひ検討いただきたい治療法です。
口臭の原因が胃腸にある場合は、ブルーラジカル治療を行っても口臭が改善されない場合があります。また、他の歯に歯周病が残っている場合も同様に効果が限定的になることがあります。症状が気になる方は、まず当院での診査・診断をお受けください。
従来の歯周病治療とブルーラジカル治療の比較
どちらの治療法が自分に合っているか、下記の比較表を参考にしてください。なお、どちらが優れているという話ではなく、それぞれに適応があります。
| 比較項目 | 従来のスケーリング | ブルーラジカル治療 |
|---|---|---|
| アプローチ | 歯石・菌を物理的に除去 | 歯周病菌を化学的に殺菌 |
| 痛みの程度 | 炎症が強いと痛みが出やすい | 歯石を削らないため比較的少ない |
| 殺菌効果 | 限定的(残留菌あり) | 歯周病原因菌を直接死滅 |
| 保険適用 | あり(保険診療) | なし(自由診療) |
| 術者の技量差 | 出やすい | 比較的少ない |
※上記は一般的な傾向を示したものです。個々の症状・進行度によって最適な治療法は異なります。詳しくは当院にてご相談ください。
こんな方におすすめ/ご案内できない方
ブルーラジカル治療はすべての方に適応できるわけではありません。ご自身に合った治療かどうかを事前に確認していただくため、おすすめできる方とそうでない方をまとめました。
ブルーラジカル治療をおすすめできる方
・なるべく痛みなく歯周病を治療したい方
・歯周病原因菌を確実に殺菌したい方
・歯磨きすると歯茎から血が出る、または歯茎が腫れている方
・歯周病が原因で口臭に悩んでいる方(胃腸に原因がない場合)
・歯周病が進行していて歯がグラグラし始めている方
・インプラント周囲炎でお悩みの方
ブルーラジカル治療をご案内できない方
以下に該当する方には、安全上の理由からブルーラジカル治療をご案内することができません。
・局所麻酔ができない方
・ペースメーカーを使用している方
・光過敏症の方
・無カタラーゼ症の方
該当する方でも、歯周病の症状でお困りの場合は別の方法でご対応できることがあります。まずはご相談ください。
ブルーラジカル治療の流れ(初診〜完了まで)
「実際にどのような流れで治療が進むのか」が分かると、受診のハードルがぐっと下がりますよね。千歳烏山KI歯医者でのブルーラジカル治療の標準的なステップをご紹介します。
ブルーラジカル治療は歯ぐきのグラつきをなくすことは難しいケースもありますが、歯周病の進行を食い止め、菌を殺菌するという観点では大きな前進です。「歯を1本でも長く残したい」というお気持ちに、ブルーラジカル治療は応えられる可能性があります。
費用・保険適用について
ブルーラジカル治療は自由診療(保険適用外)となります。保険診療でカバーされる従来のスケーリングとは異なりますので、費用については事前にしっかりご確認いただくことが大切です。当院では初診時の精密検査・カウンセリングの段階で、お一人おひとりの状況に合わせた費用の目安をご説明しています。費用に関してご不安な方も、まずはお気軽にご相談ください。
ブルーラジカル治療は自由診療のため、健康保険の適用はありません。下記の料金は税込価格です。実際の治療費は検査結果・対象歯数・コースによって異なります。詳細は必ず来院時にご確認ください。
| 項目 | 料金(税込) |
|---|---|
| 相談・検査 | 11,000円 |
| ブルーラジカル(1歯ずつのスポットコース) | 1歯につき 24,200円 |
| ブルーラジカル(お得な特急コース①ライトコース) | 297,000円 |
| ブルーラジカル(お得な特急コース②ミドルコース) | 484,000円 |
| ブルーラジカル(お得な特急コース③ヘビーコース) | 616,000円 |
| ブルーラジカル(①~③の半分コース(上顎または下顎のみ)) | 165,000円〜 |
※料金はすべて税込表示です。保険診療のスケーリング(歯石除去)については別途ご案内いたします。治療内容・回数によって総費用は変動します。
歯周病の保険診療(スケーリング・歯周ポケット測定など)は健康保険が適用されます。ブルーラジカル治療と並行して保険診療の歯周病管理を行うことも可能です。詳しくは診察時にご相談ください。
こんなサインが出たら受診のタイミングです
「歯周病かもしれない」と思いながらも、なかなか受診に踏み出せない方は少なくありません。世田谷区にお住まいの方で、下記のいずれかに当てはまる方は、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。痛みが少ないうちに対処できれば、治療の負担もぐっと軽くなります。
✔ 歯磨きのたびに歯茎から血が出る
✔ 歯茎が赤く腫れている、むずむずする
✔ 口臭が気になると人から言われる、または自分でも気になる
✔ 歯がグラグラしてきた
✔ 歯と歯茎の隙間が広がってきた(歯が長くなったように感じる)
✔ インプラントを入れた部位が腫れてきた
これらのサインは歯周病が進行しているサインである可能性があります。歯周病は痛みがないまま静かに進行するため、「痛くないから大丈夫」と放置してしまいがちです。しかし、進行すればするほど治療の選択肢が限られてきます。早期発見・早期治療が歯を守る最善策です。
歯周病は放置すると歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてしまい、最終的に歯を失う原因になります。また、歯周病菌が血液を通じて全身に影響を与え、糖尿病・心臓病・早産などとの関連も研究で示されています。「少し気になる」段階でのご受診が、将来の健康を守ることにつながります。
千歳烏山KI歯医者の歯周病治療について
千歳烏山KI歯医者は、世田谷区南烏山に位置する、京王線千歳烏山駅 南口より徒歩2分の歯科医院です。院長の小泉 竜士は世界の歯周病学における総本山、スウェーデンのイェテボリ大学歯周病専門医の資格を持った先生の元で修業しました。また、米国歯周病学会にも所属し、歯周病治療に豊富な経験を持っています。最新のブルーラジカル治療を含め、一人ひとりの状態に合わせた歯周病ケアをご提案しています。
2026年9月に予防専用チェアを増設予定
当院では2026年9月に予防専用のチェアを1台増設し、計3台体制になる予定です。これにより、より多くの患者様に定期的なメインテナンスをご提供できるようになります。歯周病治療は「治して終わり」ではなく、治療後のメインテナンスが再発予防のカギです。当院では治療後も継続的にサポートする体制を整えています。
・国内初の臨床治験通過済みブルーラジカル治療を導入
・院長・小泉 竜士は米国歯周病学会所属・日本顎咬合学会かみ合わせ認定医
・2026年9月より予防専用チェア3台体制へ拡充予定
・世田谷区・千歳烏山駅 南口より徒歩2分の好アクセス
ご予約・アクセス情報
当院へのご予約はお電話またはWEBにてお受けしております。初めての方も、歯周病の症状でお悩みの方も、まずはお気軽にご連絡ください。
- 医院名
- 千歳烏山KI歯医者
- 所在地
- 東京都世田谷区南烏山5-19-10 賀茂ビル2階
- 電話番号
- 03-5315-1188
- アクセス
- 京王線千歳烏山駅 南口より徒歩2分
- 診療時間
- 月〜土 9:00〜14:00 / 15:30〜20:30(日曜・祝日休診)
- 公式サイト
- https://komaidc.jp/
よくあるご質問(FAQ)
歯周病治療やブルーラジカル治療について、患者様からよくいただくご質問をまとめました。
- 氏名
- 小泉 竜士(歯科医師・院長)
- 専門分野
- 審美歯科・インプラント・歯周病治療・かみ合わせ治療
- 経歴
- 神奈川県生まれ、富山県育ち。2003年 国立大学法人 北海道大学歯学部卒業後、千葉県内歯科医院勤務。2006年より東京都内審美インプラント専門歯科医院勤務。2008年より千歳烏山KI歯医者(旧:千歳烏山KI歯医者)入職・院長就任。
- 所属
- 日本顎咬合学会 かみ合わせ認定医 / 米国歯周病学会 / IDAスタディーグループ
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