歯医者さんが教える虫歯になりにくいおやつ④

こまい歯科の小泉です。（vol５８）

虫歯になりにくいおやつシリーズ第４弾です。

第１弾はロッテのZERO　CAKE

第２弾はポテトチップス

第３弾はおせんべい

をご紹介しました。

さて、今日は・・・

４．果物

（虫歯になりにくいレベル：４）

（※レベル１が一番危ない、レベル５が一番虫歯になりにくい）

「えっ？

果物は基本的に甘いし、

果糖っていう糖分が入っているから

虫歯になりやすいんじゃないの？？」

って思う方、いるかもしれませんね。

確かに果糖は虫歯菌が好む糖類の１つですから、

虫歯リスクゼロどころか、虫歯を引き起こす原因物質の１つです。

しかし、果物はどちらかと言えば虫歯になりにくいのです。

これは歯にくっついている時間が短いためと考えられます。

真逆の例がキャラメル。

歯にくっつきやすいし、粘り気がありますよね？

そして、ブドウ糖、ショ糖も入っています。

これらのことから

キャラメルは十分に虫歯ハイリスクな食品

と言えるのです。

果物には果糖だけでなくブドウ糖が入っているものも当然あります。

代表的なのがブドウ（※）ですね。

※ブドウ糖は１７４７年ドイツの化学者アンドレス・マルクグラーフによって

干しブドウから初めて分離されたそうです。

この化学者が実験でよくブドウを使っていたことから、

「ブドウ糖」

と名付けたとのことです。（この他にも諸説あるとか）

実際にはブドウ以外にもブドウ糖が含まれる果物はいろいろあるようです。

少し話は逸れましたが、砂糖、ブドウ糖、果糖が入っているかどうか？は確かに

虫歯になりやすいかどうか？に影響を及ぼします。

しかし、

それらを口にする頻度、

歯にくっついている時間の長さ

の方が

虫歯を引き起こすリスクの大小

にもっともっと影響します。

また、

歯が磨けていないと、

いくら果物といえど虫歯のリスクは高くなる点

にもご注意ください。

そういう方は食べたら早く歯を磨きましょう。

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