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歯医者さんが教える!抜歯を回避するためのエクストルージョン②

投稿日:2021年9月17日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol225)​

 

前歯が取れた、ということで歯医者さんに行ったら、

「歯肉の下まで歯がないので抜歯です」

と言われるケースがあるかと思います。

 

そういう場合、確かに歯を抜くかどうかの瀬戸際なのですが、

もしかするとエクストルージョンによって歯を残せるかもしれません。

ただし欠点があります。

 

歯を抜くかどうか?の瀬戸際に一度陥ったわけですから、

たとえ歯を残せたとしても、中長期的にどこまで歯を温存できるか?は

読めない部分が多くなります。

 

それを承知の上で、あとはエクストルージョンが可能かどうか?を検討することに

なりましょう。

 

さて、エクストルージョンするにしても、基本的な条件があります。

1.歯肉の下に残っている歯根の長さが最低13mmは欲しい

2.残っている歯の厚みがなるべく分厚いほうが望ましい

 (歯根の厚みが片方でも2、3mm以下の部分があると不可の場合もあり)

3.歯根の形ができるだけ寸胴型であることが望ましい。

 駐車場などにあるような三角錐型だと不可の場合あり。

4.もし根尖性歯周炎がある場合、根管治療して回復の見込みがあること

5.根管が完全閉鎖していないこと

 また、たとえ完全閉鎖していても根管内に矯正器具が装着できること

6.歯の周りを支える顎の骨が歯根全長の70~80%程度の高さにあること

 (歯周病で顎の骨が溶けていると不可の場合あり)

7.咬み合わせた際に反対側の歯との間に、歯を再建できるだけの空間があること

8.歯を引っ張るのに必要な力を支える隣の歯が悪い状態ではないこと

 

実は他にもチェックしている点はありますが、

ざっと、最低でもこれだけの条件は満たしておいて欲しいな、と思っております。

 

世田谷区・千歳烏山でエクストルージョンの治療をする歯医者

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