歯医者さんが教える！インプラントが一番良いのか？

こまい歯科の小泉です。（vol４４１）​

「歯の治療において、インプラントが一番良いですか？」

というご質問を受けることがあります。

これは回答する先生によってだいぶ異なるのではないでしょうか？

ちなみに

私は基本的にNoだと考えています。

インプラントはあくまで１つの手段にすぎません。

すなわち、あくまで目的は「歯を入れること」のはずです。

まず原則は

「自分の歯をできるだけ残すこと」

だと考えています。

一方で、

歯をできるだけ残すのは良いけれど、

この先あまり治療しようとしている歯がもたないかもしれない、

という状況もあり得るでしょう。

その場合には、インプラントは１つの選択肢として有効でしょう。

しかし、だからといってインプラントが一番良いか？というと、

必ずしもそうではない場合があるわけです。

この辺を左右するのは、患者さんご自身の要素です。

たとえば「手術は嫌だ」と考える患者さんは、自ずとインプラントという選択肢が

一番良いとは言えませんね。

すると、ブリッジ、入れ歯のいずれかから選択することになるわけです。

あるいは「手術も嫌だ、歯も削りたくない」という方でしたら入れ歯しかない、となったりします。

つまり、患者さんそれぞれで全く考え方が違います。状況も違います。

だからこそ、１人１人で１番良い選択肢というのも自ずと変わってくるものです。

インプラントはあくまで手段の１つ。

インプラントありきで考えるべきではない、

と常日頃私が考えているのはそういう理由も

あるのです。

どの選択肢にも良い点と悪い点があります。

総合的に見ながら、細かい点で取捨選択をしていけば

自ずと道が見えてくるのではないでしょうか？

世田谷区・千歳烏山でインプラント治療の経験が豊富な歯医者

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