歯医者さんが教える！抜歯を回避するためのクラウンレングスニング①

こまい歯科の小泉です。（vol５６６）

抜歯を回避するための１つの手段として

クラウンレングスニング（エクストルージョン）

という方法があります。

そのほとんどは前歯で行われます。

前歯のケースで多いのが

かぶせ物が土台ごと取れたが実は歯根の一部が

折れたために取れてしまった、というもの。

（歯根が縦方向に深く割れていたらダメですが・・・）

その場合において、健康な部分の歯根を引っ張り出すことで

部分的に折れた歯でも再び歯を作ることができるようになる、

というのがクラウンレングスニングという治療法です。

これには２つのやり方があります。

①矯正力をかけて歯を引っ張り出す

②歯肉を切り開いて、顎の骨を削り、相対的に健康な歯の部分を露出させる

どちらも良い点と悪い点があります。

①はとにかく時間がかかります。５、６カ月かかることもざらにあります。

また歯を引っ張り出す過程で

歯の周囲の骨と歯肉も一緒に引っ張られるイメージで伸びてきます。

そのため、矯正力をかけた後は歯肉を切って余分な顎の骨を削除する必要があります。

この施術自体は３０分もあれば十分。

ただ、問題はその後再び治りを待つ、というプロセスが必要です。

また健康保険が利きませんのでご注意ください。

世田谷区・千歳烏山でクラウンレングスニング・エクストルージョンをする歯医者

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