歯科でよく使われる次亜塩素酸ってどうなの?①|世田谷区千歳烏山でおすすめの歯医者|こまい歯科

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歯科でよく使われる次亜塩素酸ってどうなの?①

投稿日:2020年11月27日

カテゴリ:ドクターズブログ

​こまい歯科の小泉です。(vol88)

 

患者さんから質問がありました。

 

「次亜塩素酸でうがいをすると良い、

ってたまにあちこちの歯科のホームページに

書かれているけれど

どうしてこまい歯科では

次亜塩素酸をうがいに使っていないの?」

 

答え:

次亜塩素酸は身体への影響が不確定。

効果も疑問がある。

活性酸素(=毒)の一種であり、

むしろ危険と考えているため、

当院では絶対に使用しません!!

それでは解説です。

 

「次亜塩素酸」と一言で言っても

微酸性次亜塩素酸水次亜塩素酸ナトリウムあたりが世間一般では

よく使われているようです。

 

歯科も同じで、「うがいに次亜塩素酸がよい」と主張している場合、

微酸性次亜塩素酸水

を使用していると考えて間違いありません。

 

もし次亜塩素酸ナトリウム溶液を使っているのだとしたら論外ですが・・・。

 

それでは微酸性次亜塩素酸水は何が問題になるでしょうか?

 

化学的には

次亜塩素酸は強力な酸化作用を持っている

とされています。

 

<次亜塩素酸分子の酸化反応>

HClO + H + 2e ⇌ Cl + H2O

 

次亜塩素酸(HClO)の中の塩素原子の酸化数は+1。

Clの電子を吸収する強い力が

他の物質から2個の電子(2e)を引き抜く過程で

Clとなるわけですが、

この一連の流れで殺菌・消臭効果を発揮するわけです。

 

この電子を他の物質から引き抜く行為を酸化と呼んでいるわけですが、

人体の正常な細胞には最悪の行為です。

 

これはガンを発生させるメカニズムでもあるからです。

 

といっても、ガンは簡単には発生しませんからその点はご安心ください。

 

イニシエーションとプロモーションという2段階を経ないとガンは発生しないのです。

 

つまり、人工的にはそう簡単にはガンにはならないのです。

 

しかし、人体のあらゆる病気に活性酸素はかかわるわけですから、

やはり無駄に活性酸素を体内に取り入れたり触れさせることは良くないです。

 

活性酸素をいかに減らすか?が健康には重要と考えているところに、

何が悲しくて活性酸素源である次亜塩素酸をうがいに使うのか?

私には全く意味が分かりません・・・。

他にずっと安全な選択肢があるんですから、それを使えば良いでしょうに・・・。

 

以上、こまい歯科で次亜塩素酸水をうがいに使わない理由でした。

 

世田谷区・千歳烏山で安心安全な歯医者をお探しの方は

こまい歯科までご連絡ください。

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