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歯医者さんが教える!光学印象とセラミックの精度

投稿日:2022年11月9日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol418)

 

最近、立て続けに光学印象と呼ばれるスキャナーで作った歯が

合わない、ということで私に相談に来られる患者さんが

来院されています。

この光学印象、実は目新しいものでも何でもありません。

 

20年以上前、私がまだ学生だった頃から存在するものです。

 

もちろん当時の機械は初代の機械で、

1000万円ほどの卸値だと聞いており、

国立大学としてはずいぶん投資したな、

という印象を学生ながらに思っておりました。

 

2005年頃、私はそこからさらにバージョンアップされて登場してきた機械を使って

セラミックの詰め物とかぶせ物を作ったことがあります。

 

しかし、歯との適合(密着度、すき間)は今一つでした。

 

そしてそこから17年ほどの年月が経った今、さらにバージョンアップしたものが

少しずつ広がり始めていることも知っております。

 

ただ、当院で導入するとしても二の足を踏む状態です。

 

私としては正直、もう2つ頭抜けしてくれるくらい改良されないと

費用対効果が見込めないな、と思っているのです。

 

投資額も600万円を超えてきます。

 

もちろん患者さんが歯型を採る際に、苦しい、気持ち悪い、といった思いを

なるべくさせないために光学印象、という手段は良いかもしれませんが、

精度、そして費用対効果が見合わないのです。

 

一方で、世の中には

上手に使いこなされている先生がごくわずかながらいらっしゃることも存じておりますが、

逆に言うと、普及率の割には期待する結果には至っていない、というのが

正直なところでしょう。

 

つまり、光学印象は単なる手段であって、

光学印象を使ったからといっても

必ずしも良いセラミックができるというわけではないのです。

 

大事なのは

歯に入れるセラミックが長持ちすること、

綺麗になること、

ちゃんと機能すること

ではないでしょうか?

 

 

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