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歯医者さんが考える技術の高い名医とは?②

投稿日:2020年10月9日

カテゴリ:ドクターズブログ

​こまい歯科の小泉です。(vol79)

 

前回は歌舞伎の世界で言われている「型破り」と「形無し」

のお話をしました。

 

歯医者さんでも「」は重要です。

 

歯医者さんで「歯型」を取りますよね?

 

あれは、適当に削ったり虫歯だけ取り除いただけで「歯型」を

取っているわけではないのです。

 

「歯型」​を取る前に「形成」という作業を行います。

 

この形成」がどのくらいきれいか?決められたスペックを守っているか?

によって、歯に装着する詰め物やかぶせ物の精度も大きく変わってきます。

 

分かりやすく言えば、

精度が高いほど、その詰め物やかぶせ物は長持ちします。

精度が低いほど、その詰め物やかぶせ物は長持ちしにくくなります。

 

実際には精度が低くても、意外と長持ちしてしまうラッキーなケースもありますし、

精度が高くても長持ちしない不運なケースも残念ながらゼロではありません。

 

しかし、

腕の良い歯医者さん達は

やはり必ず若い頃に徹底的なトレーニングを

受けています。

 

それはたとえば

この「形成」という技術がどれだけ

歯を長持ちさせるか?の重要性をよく理解している

からに他ならないからです。

 

異業種でも同じですね。

 

たとえば帝国ホテルの初代総料理長・村上信夫シェフが

札幌から志願して下積みに入った三國清三さん。

 

三國さんは下積みわずか3年目にしていきなり

スイス大使館の専属料理人に

抜擢されました。

 

村上さんはこのように書いています。

 

村上信夫著「帝国ホテル厨房物語」(日経ビジネス人文庫)より(引用開始)

 

なぜ私は三国君を推薦したのか。

彼は、鍋洗い一つとっても要領とセンスが良かった。

戦場のような厨房で次々に雑用をこなしながら、下ごしらえをやり、

盛りつけを手伝い、味を盗む。

ちょっとした雑用でも、シェフの仕事の段取りを見極め、

いいタイミングでサポートする。

それと、私が認めたのは、塩のふり方だった。

厨房では俗に「塩ふり3年」と言うが、

彼は素材に合わせて、じつに巧みに塩をふっていた。

実際に料理を作らせてみなくても、それで腕前のほどが分かるのだ。

(引用終わり)

 

私は運よく?学生時代にこの話を読んでいました。

 

また歯学部でも医学部の先生方の講義があり、

その中でも現役の形成外科医がさまざまな症例を供覧しながら、

「卒業して最初の5年が勝負。オリンピック級の技術を身につけられる所に

行って修業するのが良い」

と当時の私を含む北大歯学部生たちにアドバイスを残して行ってくださった

ことはとても印象に残りました。

 

それで技術修業の重要さを理解し、大学卒業後はできるだけ

本物の技術を身につけようと決めました。

この写真はアメリカ・ミシガン州立大学でのトレーニング風景です。

 

この大学の歯周病科のWang教授は私の師匠の恩師で、

師匠も厳しく指導されたと聞きました。

 

でも一番きつかったのは師匠の課すトレーニングでした。

 

しかし、それくらい厳しくなければ「型」を身につけることは難しい、

と今でも実感しています。

 

なぜなら、人は安易なほうに流れやすいものです。

 

どうしても「我流」に傾いていってしまいがちです。

 

それだと技術矯正などできるわけもないからです。

 

「我流」だけは「形無し」です。

ちゃんとした技術とは言えません。

 

これからまたいつか新しい技術が出てくると思いますが、

「型」を大切にし、再現性が高い良質な歯科医療を

ご提供し続けるよう努力を重ねてまいります。

 

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