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歯の神経をなるべく取らない治療法(歯髄保存療法(VPT))①

投稿日:2023年6月16日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol507)​

 

歯の神経をなるべく取らない治療法を希望する患者さんは

とても多いと思います。

そのお気持ちもよくわかります。

 

では、その治療法とは何か?というと、

歯髄保存療法(VPT(vital pulp therapy))

と言います。(以下、VPTと記載します)

このVPT、最新の治療のように聞こえるかもしれませんが、

実は昔から行われてきた治療法なのです。

 

2000年より前だと、露出した神経に歯科用の接着剤を流したり、

グラスアイオノマーセメントを流したり、水酸化カルシウム製剤を併用するなど、

いろんな材料や方法が使われてきました。

 

ただ、実は今でも実際の治療でそれと同じあるいは似たような場面というのは、

日本全国各地でも日常茶飯事に起きています。

なぜなら、それらは保険診療の範囲で認められているからです。

しかし、あまり成功率は高くないのです。

結局は時間差で歯が痛くなって失敗が判明する割合が多いのが問題です。

 

また、3Mix-MP療法というのが新しく日本で登場しました。

日本でだけですが、2000年代に一時期流行したようです。

 

3Mix-MP療法は、虫歯を麻酔せずに痛くない範囲である程度取って、

抗生物質を詰めることで歯の内部を殺菌し、歯の神経も温存する、

という考え方です。

 

同じく、2010年代にはドックベストセメントというセメントで

3Mix-MP療法と同じような考え方で歯の内部を殺菌し、歯の神経も温存する、

という方法が一時期だけ、これまたなぜか日本だけ流行ったようです。

 

いずれも日本のテレビが最新の治療、とうたって紹介したことがきっかけで

飛びついた患者さんもそれなりにおられたようです。

 

しかし、これらの治療は結局は大失敗でした・・・。

 

特にドックベストセメントは、

100年以上前にアメリカで使われていた古いセメントなのに、

あたかも最新のセメントだ、とうたわれていたようで、

私の先輩で米国在住の日本人歯科医の先生が嘆いておられました。

 

他の歯医者さんでドックベストセメントの施術を受けた患者さんを

今まで何人も診てきましたが、今のところ全滅(歯の神経がダメになっていた)です・・・。

 

一方、1993年、

米国のロマリンダ大学のマモウド・トラビネジャッド先生らが

MTAセメントを開発しました。

 

そして今、

世界で行われている最新のVPTは

このMTAセメントを使って行われるのが標準です。

確かに良い治療成績が示されているようです。

 

ただし、皆さんもネットでいろいろ調べておられるのでしょうけれど、

非常に誤解が多い治療法でもあります。

 

次回もそれら疑問点が少しでも解消できるような解説をしていければと思います。

 

 

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