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歯医者さんが教える!患者さん泣かせ、歯医者さん泣かせの歯とは?③

投稿日:2023年1月19日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol452)

 

患者さん泣かせ、歯医者さん泣かせの歯で困るシリーズ第3弾は、

歯周病

です。

 

 歯周病の何が困るか?というと、

これまた

痛くないまま進行する

という点なのです。

 

とにかく自覚症状が少ない病気です。

 

たとえば次の絵のような状態だと、

みなさんはどういう症状だと思いますか?

痛くなると思いますか?

 

実は、痛くなることは珍しいのです。

 

それよりも、

・歯がグラグラする

・歯磨きすると血が出る

・歯が長くなってきた

・口が臭うようになった

・口の中がネバネバする

といったような症状のほうが圧倒的に自覚されやすいようです。

 

しかし、多くの歯周病患者さんは、ご自身が重症どころか異常があるとは

思っておられない場合のほうが非常に多いのです。

 

皆さんには信じられないかもしれませんが・・・。

 

そして、歯医者さんでレントゲンを撮り、歯周病検査をして、

はじめて

「重度の歯周病です」

「歯を抜かないといけません・・・」

などと言われてしまったりするケースが多いはずです。

 

しかも困ったことに、重度の歯周病ともなると、歯を支える歯槽骨(あごの骨)が

ほとんど残っていない状態となり、歯がグラグラと動いてしまっている場合が

ほとんどです。

 

こうなると、歯周病治療を頑張っても、果たしてどこまで効果が出るか?は

やってみないとわかりません。

 

現代医学では、歯周病が重度まで進行してしまうと、さすがに

失われた組織(顎骨、歯肉、セメント質など)を100%再生させることは不可能です。

(条件によって部分的な再生が起きる場合はありますが・・・)

 

そして一番難しいのは、歯周病の治療は患者さんにとってはわかりにくく、

歯医者さんにとっても、患者さんからはあまり評価されにくい治療分野の1つでもあります。

 

本当はとても重要な基礎工事にあたる治療なのですが・・・。

 

歯周病治療は、私自身、過去にスウェーデンの大学院を出た専門医の元で集中して学んだ時期が

あります。とにかく患者さんも大変だし、歯医者さんも大変だし、歯科衛生士さんも大変です。

 

患者さん、歯医者さん、衛生士さんの3人が手を取り合って、

一歩ずつ困難に立ち向かう、そんなイメージです。

 

本当にやっかいな病気だと今でも思います・・・。

 

 

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