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歯医者さんが教える!根管治療の治りやすさ④

投稿日:2021年9月1日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol216)​

 

3.虫歯の位置が歯肉より上なら治りやすいが、歯肉より下だと治りにくくなる

これは根管治療に限らず、歯の治療全般でも言えることです。

通常、虫歯は歯肉の上にできます。

 

しかし、実際は歯肉の上だけでなく歯肉の下にまで広がっているケースもありますし、

中には歯肉の下で虫歯が始まるケースもあります。

 

歯肉の下に虫歯が広がるということはやっかいです。

 

まず、虫歯そのものが見えにくくなります。

 

これは歯の治療をする歯医者さんだけでなく、患者さんご自身にとっても見えにくくなる

ということです。

 

歯の治療においては、どんな方法であれ虫歯を確実に視界に捕らえて

除去しきらなければなりません。

 

しかし、虫歯を削る際にどうしても歯肉から血が出てきたり浸出液と呼ばれる体液が

出てきてしまうことが多いものです。

 

そうすると、歯医者さんも治療に難儀したりするものです。

出血や浸出液などのコントロールに労力と時間を割かれてしまうのです。

 

それから根管治療においては原則として問題の歯にラバーダムをかけないといけません。

 

しかし、虫歯が歯肉の下に及んでいると

そのままではラバーダムをかけられないのです。

工夫してラバーダムをかけることは大体はできますが・・・。

 

実は精密根管治療の本家アメリカでは、

こういったケースは抜歯しないとダメだ、

とまず言われてしまいます。

 

日本ではアメリカと文化が違うので

何とか歯を温存するべく、

多くの歯医者さんが努力してはいますが・・・。

 

また、患者さんご自身も見えない位置に虫歯があると、治療した後のセルフケアも大変です。

 

最後にもう1点、歯肉近辺は

物理学的な解析によると歯に対して最もストレス(=ちから)がかかる場所

でもあります。

その意味でも構造的な脆弱性を孕んでしまうのです。

 

「虫歯の位置が歯肉より上なら治りやすいが、歯肉より下だと治りにくくなる」

 

それくらい難易度が高まる状態だということを覚えておきましょう。

 

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