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歯医者さんが教える!根管治療の治りやすさ⑤

投稿日:2021年9月2日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol217)​​

 

4.虫歯が大きければ大きいほど治りにくい

これは細菌の量、そして歯の強度の2つに関係します。

厳密に言うと、

歯の強度と根管治療の成功率自体には直接的な関連性はない面もあるのですが、

「歯の温存」

という広い視点で考えると治りにくいため、

ここでは一緒に考えます。

 

また、話が広がってわかりにくくなるので、

今日は虫歯がかなり大きくなってから歯医者さんで根管治療を受ける場合

に限って考えましょう。

 

まずは細菌の量。

 

虫歯が大きいということは、

それだけ虫歯菌がたくさん歯の中に感染している可能性が高い

ということです。

 

虫歯はやっかいなことにほとんどが慢性の病気です。

その進行は月単位、年単位とさまざまではあるものの

一般的にはゆっくりゆっくり進行します。

 

そのため、根管治療が必要となるような大きな虫歯の場合は、

かなり歯の中に細菌が侵入している確率が高くなるのです。

 

それらを除去、殺菌、消毒するのがいかに大変になるか?

 

お部屋の掃除でも、ちょっとだけゴミを掃除機で吸えば良いのと、

滅茶苦茶に物が散乱して、ゴミだらけになっている状態からきれいにするのとでは、

全然違いますよね?

 

それくらい、歯の根管治療においても極端に違うケースは当然あるのです。

 

 

次に歯の強度についてです。

 

大雑把ではありますが、次のようなイメージを持つと良いでしょう。

 

歯は生まれて全く虫歯もない状態を100点とします。

 

次に、虫歯ができたり歯が欠けると90点くらいの強度。

 

歯の神経が脅かされるようなレベルの大きい虫歯になると80点くらいの強度、

 

歯と歯の間に面している歯の部分まで無くなると突然50~60点くらいにまで落ち込みます。

 

歯肉すれすれまで歯が全くない状態だと30~50点といったところでしょうか。

 

つまり、歯が無くなればなくなるほど、歯の強度自体も弱くなるわけです。

 

物理学的に考えると当たり前ではありますが、こういった考え方が

人間の歯にまでは意外と及ばないものです。

 

しかし、歯の強度が弱くなるということは、

その歯自体を温存できる確率自体も下がっていく、

つまり治りにくくなる、長く持たない可能性が出てくる、

ということでもあるわけです。

 

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