歯医者さんが教える!精密根管治療で治る場合と治らない場合の治療の流れ
投稿日:2023年8月3日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol530)
精密根管治療をするにあたり、どういう流れになるか?をまとめておきますね。
【精密根管治療】
↓ ↓
↓ → → → → → → → → → →
↓ ↓
【治った】 【治らない】/【治療を終えたが後日再発した】
↓ ↓
【土台(コア)を入れる】 【次の選択肢から選ぶ】
↓ ①ヘミセクション/トライセクション
【歯の形成・歯型取り(印象)】 ②歯根端切除術
↓ ③意図的再植術
【かぶせ物(クラウン)を装着】 ④あきらめて抜歯
※前歯で歯が多く残っている場合は
詰め物で対応可能な場合あり
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こんな流れになります。
あとは補足を記載しておきます。
※ヘミセクション/トライセクションとは?
奥歯において、歯根が2つ、3つと分かれていることが多いです。
その場合、悪い部分だけの歯根を中心に歯を分割して間引き(抜歯)し、
残った健康な歯根だけで歯を作る、というゴールを目指します。
なお、ヘミセクションの場合、教科書的には間引きした歯根を挟んだお隣の歯と
ブリッジを作るのが理想です。
※意図的再植術
一度わざと歯を抜いて、悪い部分をお口の外で観察しながら取り除き、
MTAセメント等を塗布した上で元に戻す方法。
ある意味で最後の手段。
ただし、わざと歯を抜く際に歯が折れるリスクも伴うのでその点は十分留意しておく必要あり。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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