歯医者さんが教える!インプラントにおいて起こり得るトラブルとは?①
投稿日:2022年12月23日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol442)
歯がダメになって抜いた後の選択肢としてのインプラントにおいて、
治療後のトラブルについて気になる人は多いのではないでしょうか?
当然ながら100%問題なくうまく行く、ということは
この世の中にはありません。
実際にトラブルが起きることはあります。
では、どういうことが起きるのか?
実は施術する先生によって全くトラブルの内容が異なるのです。
そこで、ここでは私が施術してきた中で多い順からご説明しますね。
1.治療後、歯が少し動くようになった
2.食べ物が少し挟まる
3.セラミックが欠けた
4.歯肉から出血してくる
5.顎の骨の中に埋まっているインプラント体が抜けてくる
1.治療後、歯が少し動くようになった
これが全体のトラブルの中で圧倒的に割合が多いです。
これはインプラントのかぶせ物の中にある土台において
ネジ止めしてある部分が緩んできているケースがほとんどです。
そのため、そのネジを締め直してあげれば解決します。
このリカバリーに必要な施術時間は通常10分弱です。
2.食べ物が少し挟まる
インプラントの歯が完成した直後に起きやすいです。
多くの場合は頬や舌の動きがまだインプラントの歯の形に慣れていなかったり、
インプラントの歯に歯肉がなじんでいないために起きます。
ただ、中にはそれでも食べ物がどうしても挟まってしまうケースもあります。
実はここにインプラントの弱点があります。
それは、一度歯を抜いてからインプラントの歯を作っていくため、
どうしても顎の骨が少し減ってしまうからです。
そしてそれに連動して歯肉のボリュームも、周囲の歯に比べて少し減ってしまいます。
顎の骨を増やす手術というのは確かにあるにはありますが、年数が経つと元の木阿弥になる
というデータが昔から出ていますし、実際私もそう感じています。
また、何年もインプラントを使っていると、手前の歯が動いてきて、インプラントのかぶせ物との
間にすき間が生じる場合もあります。あまり気になるようなら、かぶせ物をリニューアルしたり
補修するなどの対応も検討したほうが良い場合もあります。
続きはまた後日。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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