歯医者さんにおける新型コロナウイルス対策④
投稿日:2020年3月25日
カテゴリ:歯科のコロナウィルス対策
こまい歯科では患者さんごとに交換できるものは交換したり消毒を
徹底しております。
こちらは基本セットと呼ばれるものです。
歯を削るために使うタービン(キーンと音がする機械)用のバーはセットにして、
頻度の高いものは2種類用意しています。
▲クラウン(かぶせ物)、インレー(詰め物)形成用バー
▲虫歯除去用バー
これら滅菌したものを、これだけストックしています。
また、小さいレジン充填(白い樹脂みたいなもの)を詰めたり、
セラミックを接着させたりする際に使う光照射機もビニールカバーし、
患者さん毎に交換しています。
▲光照射機
これらを準備するのもなかなか時間と労力がかかります。
使用後の基本的な流れは
洗浄→消毒→滅菌
です。
ただ、光照射機のように滅菌できない場合は
このように表面にバリアを貼ったりビニールカバーをするか、
消毒薬で念入りに消毒する必要があるわけです。
たとえば米国は多民族国家で移民もかなり多いため、HIV、肝炎などのリスクが
日本よりもはるかに高いこともあって、厳しい基準となっています。
しかし、
米国疾病管理予防センターCDCの歯科感染管理ガイドラインにもあるように、
全部を100%滅菌するのは非現実的ですし、その必要もありません。
大事なのはリスクに応じて適切な処置をすることです。
どう考えても危険性が高い部分はやはり最悪を想定して厳しい基準で対応をします。
逆に、危険性が明らかに低い部分は必要とされる消毒対応でも十分だったりします。
皆様が安心してこまい歯科を受診できますよう、
引き続き頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
世田谷区・千歳烏山で安全な歯医者をお探しの方は
こまい歯科までお問い合わせください。
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