歯医者さんが教える!金・白金加金の長所・短所
投稿日:2022年4月27日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol327)
歯に詰めたり被せたりする材質には金属とセラミックの2種類があります。
そのうち、金属の中でも抜群に優れているのは
金合金と白金加金合金です。
金合金といってもいろいろありますが、
主に18Kが使われ、稀に20Kを使う歯医者さんもいるようです。
(※20Kが優れているというわけではありません)
皆さんにとっては、「金(ゴールド)」というと、金の延べ棒を
思い浮かべる方が多いかと思います。
あの金の延べ棒は純金です。つまり、24Kです。
24Kはさすがに歯には柔らかすぎるので耐久性に問題があります。
そのため、合金にすることで適切な強度にしているのです。
白金加金合金もその一種です。
当院では患者さんからのご要望を受け、
これ以上ない、最上級の品質の物をご用意しました。
これら金合金、白金加金合金の何が歯にとって良いか?といいますと、
何といっても圧倒的に虫歯の再発率が低いことです。
その理由は金属自体の軟らかさ、展延性にあります。
軟らかさは歯にとって適切で、歯自体にかかるストレスが少なく、かみ合わせにも優しいです。
また、展延性にも優れています。
つまり、歯と詰め物の隙間を極限にまで無くすことができる材料なのです。
そして歯の形もかなり細かく再現できるので、
適切な形、かみ合わせ、いずれも申し分なく作れます。
これは実は銀歯にはできないことなのです。
ただ、こんな素晴らしい材質にも欠点は2つあります。
1つは価格。金の価格が高騰しているニュースも流れているとおり、
どうしても治療費がその分かかってしまうこと。
もう1つは見た目で、「金は嫌だ」という方も多いですね。
世田谷区・千歳烏山で歯をできるだけ長持ちさせる治療をする歯医者
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
■ 他の記事を読む■