歯の神経を取った後に入れる土台
投稿日:2022年10月14日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol408)
歯の神経を取った後に入れる土台にはいくつか種類があります。
その中で、歯に最も優しいのがグラスファイバーです。
20年程前、まだ私が大学で勉強していた頃は、
歯に入れる土台でベストといえば、金合金、白金加金といった
金属製のものを歯に精密に適合させたもの、
とされていました。
しかし、一方で現場ではこんな矛盾があったのです。
それは、しっかりした土台を歯に入れていたはずなのに、
歯が割れてしまう、ということでした。それも、かなりの数です。
ちょうどその頃、ヨーロッパの方ではグラスファイバー製の土台が
どんどん広まりつつありました。
これにはちょっとした事情があって、少し脱線しますが、
海外だと、日本のようにすぐに歯科技工士さんが歯を作ってくれるわけでは
なく、日数がどうしてもかかってしまうようです。
そして金属製の土台を歯に入れた結果、歯が折れる数もそれなりであったため、
グラスファイバー製の土台が普及していった、という背景があるのです。
近年では、超高齢社会に伴い、頭部におけるMRIやCT撮影の数もかなり増えています。
歯に金属を使うと、これらの画像が乱れやすいこともあり、
できるだけ歯に金属を入れない治療が望ましい、と考えるお医者さんも増えつつあるそうです。
そんなこんなで、歯に入れる土台として開発されたグラスファイバー製の土台、
通称 ファイバーコアは、かなり歯を長持ちさせるのに有利ですし、CTなどの画像撮影にも
邪魔をしない点も良いですね。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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