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歯医者さんが教える!根管治療における保険診療と自由診療の違い④

投稿日:2024年1月15日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol584

 

今日は根管治療における保険診療と自由診療の違い、その④です。

決定的な違いは治療成績(歯の寿命)に決定的な差が出ることです。​

その違いを生む理由3つ目を今日は解説します。

 

(3)自由診療だと様々な器具を使えるし、時間も労力もたくさんかけられる

いろんな器具があります。

 

代表的なのがニッケルチタンファイル

 

 

 

 

 

歯科で最初に登場したのは1990年代です。

(合金自体は1960年代にアメリカ海軍兵器研究所で発見されました)

 

何が画期的かというと、

ニッケルチタンの柔軟性と弾力性に加えて

機械で回転させて使用することにより

大幅に根管治療の効率と精度が向上した

ということなのです。

 

それまではステンレス製のファイルしかありませんでした。

(今でも保険診療ではこれが主流です)

 

ステンレス製ファイルは剛性が高く、

曲がった歯根の根管治療には不向きです。

 

あまり無理に押し込むと、歯根にヒビが入る場合もあるようです。

(それがあらたな歯の違和感につながり、治りが悪くなる原因の1つ)

 

それがニッケルチタンファイルを使うと

根管の湾曲に沿ってクリーニングできますし

歯への負荷もかなり減らせます。

 

また、マイクロスコープを根管治療に使われるようになったのも

劇的に治療成績を向上させることとなりました。

 

他にも、MTAセメントの登場により

治らなかった歯が治る場合もだいぶ増えております。

 

そして自由診療ですので治療時間もしっかり確保できる点も魅力的です。

 

 

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