歯が痛い。それって本当に虫歯が原因?
投稿日:2023年6月14日
カテゴリ:ドクターズブログ
千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol505)
歯が痛い。痛くなった。
そういう場合、何が原因だと思いますか?
「虫歯?」と答える人がほとんどでしょうね。
中には「歯周病?」と答える方もおられるかもしれません。
実は歯の痛みと言ってもその痛みには種類があります。
大きく分けて
歯原性歯痛と非歯原性歯痛
の2つになるのです。
「歯原性」というのは、歯が原因、ということです。
ということは、
「非歯原性」というのは、歯が原因ではない、ということですよね?
この非歯原性歯痛、意外と多かったりします。
そして、見抜くのが非常に難しかったりします。
さらにやっかいなのが、原因が重なっている場合です。
人間の身体ですから、そういうことも日常茶飯事です。
たとえば深い虫歯があったとしましょう。
本当に歯の神経を取るかどうか?迷うようなレベルで、
それが原因で痛んでいる可能性、というのは、
もしそういう虫歯を見つけたら当然歯医者さんは疑います。
しかし、虫歯を取って、神経の症状も落ち着いているはずなのに、
まだその歯が痛い。
そうなった場合はどうでしょうか?
歯の神経を取るか?取らないか?
冷たいもので異常なしみ方をしない。
温かいものでも異常なしみ方をしない。
咬んでも叩いても痛くない。
腫れてもいない。
歯の神経は生きている。
でも痛い。
皆さんが歯医者さんだったら、
その歯の神経を取るのが絶対的に正しい、
と言い切れますか?
私はそういうケースは間違いなく悩むでしょうね。
まして時間が経って、本当の原因が姿を現すこともあったりするのですから
なお難しいですよね。
この非歯原性歯痛にもいろんな種類が実はあります。
ここではその解説は割愛しますが、
歯が痛い、という時に虫歯や歯周病だけが原因ではない、
歯自体には異常がないのに歯が痛むことも実はあったりする、
ということを覚えておくと良いでしょう。
をお探しの方は千歳烏山KI歯医者までご連絡ください。
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