歯医者さんが教える!子供の矯正っていつ始めればいいの?
投稿日:2021年11月18日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol251)
小学校2、3年生くらいになると、急に同級生たちが矯正を始めたりして
焦る親御さんをよく見かけます。
ただ、全てのお子さんが早く矯正治療を開始すればOK、
ということではありませんのでご注意ください。
一番早めに治療開始したいのは反対咬合と呼ばれるかみ合わせです。
これは下の前歯が上の前歯よりも前に出てしまって、
上下関係が逆転しているかみ合わせです。
反対咬合といっても、骨格性と歯性の2つの場合があります。
骨格性の場合は厳しいです。歯だけをいじっても治らず、場合によっては
将来外科手術が必要になるケースが多いようです。
歯性の場合でしたら、歯並びを治すことで対処可能です。
この辺の見極めは歯医者さんでないと不可能です。
このように診断をして、その患者さんがどの骨格パターンなのか?
を見極めないと、安易に矯正治療を開始しても失敗してしまいます。
特に小学生はⅠ期矯正と言われ、成長を後押ししたり抑制するのがメインです。
歯並びの凸凹を本格的に治すのはⅡ期矯正といって、これはだいたい中学生以降
に開始するものです。
このⅠ期とⅡ期を混同して、
あたかも何でもかんでも早く治せばいい、
と考えるのは早計なのです。
まずは担当の先生にご相談してみてはいかがでしょうか?
こまい歯科までご連絡ください。
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