歯医者さんが教える!インプラントの欠点③
投稿日:2022年5月23日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol337)
③インプラントで大きなブリッジを作った場合、お手入れが大変になるケースがある
そもそもブリッジ(歯と歯をつなげて橋渡しするもの)自体のお手入れが
大変になる傾向にありますが、インプラントでも同様です。
特に、歯を相当悪くしてから抜いたり、長い期間歯が無かったり、
顎の骨がもともと薄かったりした場合には、お手入れもやりづらくなる傾向にあります。
どうしてもご自身でお手入れできない部分も出てきてしまうため、
定期的なクリーニングが必須となります。
④インプラントする前から歯周病があったり、タバコを吸うと悪くなりやすい
これもインプラントの弱点といえば弱点ですね。
歯周病を治さないままインプラントすると失敗率は2倍に跳ね上がります。
また、歯周病を治した上でインプラントをしても、歯周病ではない人達に比べると
インプラントの失敗率は高い傾向にあること自体は残念ながら変わりません。
同じく、タバコを吸う場合も要注意です。
当院ではタバコを吸う患者さんのインプラントには一切の保証をつけておりません。
タバコを吸う患者さんは得てしてお口の中の清掃状態が悪いです。
また、歯周病になっている割合も多いものです。
ましてタバコに含まれるニコチンが血流を悪くするため、インプラントの手術にも
悪影響を及ぼします。
良いことなどひとつもないのです。
すごく理想的な事を言えば、歯周病だろうと喫煙者だろうと、
インプラントが成功するとなれば人類にとっては福音そのものでしょう。
しかし、残念ながら人工物なのですから、やはりちゃんと守るべきことは守り、
出来る限りのリスクを減らし、メインテナンスをしていくことが重要となります。
インプラントは、ちゃんとプロトコール通りに行えば失敗する確率は2~5%程度と
かなり低いのも事実ですが、いろんな問題点を直していかないといけない点は
インプラントの欠点といえば欠点ですね。
そこのところはよくよくご理解の上、ご検討されると良いでしょう。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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