歯医者さんが教える!痛くなかった歯が治療したら痛くなる場合とは?②
投稿日:2023年2月6日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol461)
2.歯の神経がない場合
これも意外と多いです。
レントゲンで
「歯根の先が黒くなっている」
「病巣がある」
「膿がたまっている」
などと指摘された場合には
治療後に痛みが出る可能性を知っておかなければなりません。
(正しくは「根尖病変」と言います)
例えばこのレントゲンを見てみましょう。
歯の根の先が黒くなっているのがわかります。
わかりにくい、という方にはその黒い部分を
赤色で示してみますね。
こういった根尖病変のある歯は、意外と痛くないものです。
しかし、レントゲン上ではこうやってサインが出ているので、
歯医者さんはこれを見たら患者さんにお伝えするわけです。
そして、いざ治療を開始したら・・・。
「治療前まで何ともなかったのに、治療したら歯が痛くなっちゃった・・・」
ということが起きてしまう場合があるわけです。
歯医者さんは悪い状態だから治療をした。ただそれだけのはずです。
一方、患者さんは
痛くない=悪くない
と思い込んでおられる場合がほとんどであるため、
治療しても痛くなるはずがない
という前提が強くあったりします。
行き違いというのは本当にいろんなところで起きやすいものですが、
歯1つとっても、皆さんのイメージと実態が大きくかけ離れている
良い例ではないでしょうか?
ですから、とんだ勘違いをしないよう、少しでもこういったことを
知っておくことが、患者の立場としても得することにつながります。
ぜひお役立てください。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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