歯医者さんが教える!精密根管治療に必要なこと①
投稿日:2023年7月28日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol528)
当院では米国式精密根管治療を13年前に導入してから
飛躍的に治療成績が向上しました。
抜歯寸前の状態においても、助けられる歯の範囲がずいぶん広がりました。
一方で、精密根管治療を成功させるにはいくつかの関門があります。
まず、大前提としてお口の中がある程度は綺麗であることが必須だと考えます。
歯磨きが不十分だと、歯の表面に細菌がいっぱい付着したままとなります。
治療時には私は必ず2つの消毒薬を使って術野を消毒殺菌しています。
しかし、やはり元々の状態が汚れていると、それらの細菌が歯の内部に入り込んで
治療の成功率自体が低下する危険性がある、と考えています。
また、精密根管治療自体も「歯を抜きたくない」という理由から
行っている場合もそれなりに多いのが実情です。
(初めて神経を取る場合でも、事前に調べてきて希望される患者さんも多いですが)
特に歯を抜くのを回避しようとするケースでは、
やはり治療の難易度もかなり高い、
という割合が実に多いのです。
痛みが取れないと不安になることもきっとあるでしょう。
しかし、それでも過去13年を振り返ると、かなりの数の歯を助けることができました。
何かしらの痛みがあると
暗闇の中を進んでいる気持ちになりがちですが
精密根管治療が進んでいくと
歯の状態が改善していく場合が多いです。
中には、3カ月、半年、と時間がかかるケースもありますが、
最後はあきらめない気持ちがとても重要になってきます。
がんばりましょう。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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