歯医者さんが教える!患者さんが根管治療の治りやすさを知るポイント
投稿日:2022年12月12日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol436)
「歯の神経を取らなければいけないと言われた」
「根管治療が必要と言われた」
「歯の神経を取った歯なのに膿んでいると言われた/痛くなった」
こういう患者さんからご連絡をいただくことがとても多いです。
そして、その場合、往々にして根管治療という治療が必要となります。
ただ、根管治療と一言で言っても、状態によって治りやすい治りにくい、
という点があります。
同じく、治療方法によっても治りやすさが大きく違ったりします。
まず、状態によって治りやすい治りにくい、という点ですが、
この2つを覚えてください。
①初めて歯医者さんが治療するケース
②過去に歯医者さんが治療した痕跡があるケース
この2つで治りやすさがずいぶん違うのです。
英語では
①=initial treatment
②=retreatment
というように、海外の歯科先進国では明確に区別されているくらいなのです。
勘の良い方は、どちらが治りやすくてどちらが治りにくいか?
が分かったのではないでしょうか?
正解は・・・
①初めて歯医者さんが治療するケース
です。
事情はどうあれ、一度誰かが治療しているのに治らなかった、再発した、
ということは、その状態が治りにくいことを示しているわけですから・・・。
また、一度治療して根管充填というのを行うと、再度治療する時には
その充填された物体を全て取り除かなければいけなくなります。
しかし、歯の中がすごく複雑だったりしますから、詰めたもの全てを取り除くのは
容易ではないのです。
たとえマイクロスコープを使った精密根管治療であっても、非常に苦労します。
その点も覚えておきましょう。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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