教えて歯医者さん!歯の矯正って始めるのが早いほど良い?①
投稿日:2024年6月5日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol656)
「歯の矯正って始めるのが早いほど良いんですよね?」
と聞かれることが多いです。
そういう風に思いがちですが、実は必ずしもそうではないのです。
一番早く始めた方が良いケースは、上下の歯の位置関係が逆転している、
いわゆる受け口(反対咬合)の場合です。
しかも歯が原因でそうなっている場合に限ります。
(顎の骨が反対になっている場合は異なってきますので要注意です。)
そういう歯が原因で受け口(反対咬合)になっているケースは
師の教えに従って、私は6歳頃からスタートするのを目安としています。
単なる歯並びの凸凹(叢生:そうせい)がある場合は、必ずしも慌てる必要は
ありません。
矯正治療には昔から1期と2期という区分があります。
1期は抑制矯正、2期が本格矯正、という呼ばれ方を専門的にはされています。
1期の抑制矯正は、背中を後押しするイメージ。
変な方向に行かないように抑制をかける、ということです。
2期は本格的な矯正治療で、昔から金属線と歯に張り付ける装置を使った
いわゆるブレースと呼ばれる矯正装置で歯を動かしていくのが一般的です。
近年ではマウスピース矯正も増えてきていますが、まだまだ不足している部分も
多く、ブレースに取って代わるところまでには至っていません。
話が少しそれましたが、矯正治療、必ずしも早く始めたから有利、というわけでは
ありませんのでご注意ください。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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