歯医者さんが答える!インプラントよくある質問①
投稿日:2024年2月22日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol605)
インプラントについてよくあるご質問にお答えします。
Q1:インプラントってどのくらい持ちますか?
A1:インプラントの寿命には複数の要素がありますので
それぞれに分けてお答えしますね。
インプラントの寿命を考えるときに考えるべき主な要素は
1.インプラント自体の各部品それぞれで寿命が異なること
2.お口をどれだけ清潔にケアしているか?
3.病気(歯周病、糖尿病など)があるか?
4.たばこを吸っているか?あるいは過去に吸っていたならどのくらいか?
5.かむ力がどのくらい強いか?
の5つ。
1.インプラント自体の各部品それぞれで寿命が異なること
インプラントと一言で言っても、
実は通常3つの部品(※メーカーによって稀に2つの場合もあります)
で構成されていて、
それぞれで答えが変わります。
①上部構造(かぶせ物)
インプラントに取りつける歯です。
これは消耗品だとお考えください。
なにせ毎日使うものです。
すり減ったり欠けたり割れたりしたら作り変えが必要になることが多いです。
特にセラミックの場合、10年過ぎるくらいから劣化が目立つことも増えます。
②アバットメント(フィクスチャーと上部構造の中間体)
(※メーカーによっては稀にアバットメント自体が
フィクスチャーと一体になっている製品もあります)
多くの場合は半永久的に使えます。
ただし、①の上部構造を作り変える際に
一緒にアバットメントも作り変えなければいけないケースも
ありますのでその点も知っておきましょう。
③フィクスチャー(顎の骨に埋まっている部分)
これは一度顎の骨と結合すると半永久的に使えます。原則やり直ししない部分です。
世界No1シェアのストローマン社の場合、
スイスのベルン大学で行われた10年間の臨床研究では
511本のストローマン社インプラントを使用した結果、
生存率(98.8%)が報告されています。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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