歯医者さんが教える!ファイバーコアの注意点
投稿日:2022年12月5日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol432)
歯根破折する(歯が折れる)と
原則として抜歯になってしまいます。
それをできるだけ回避して歯を長持ちさせるために
開発された歯の土台がファイバーコアです。
このファイバーコア、
当院では現在出回っている様々な
ファイバーコアの中でも最も歯根破折に強い、
と一流の歯医者さん達の間でも有名な
サンメディカル社のi-TFCシステム
を採用しております。
ただ、欠点は材料費からして他社よりも高価であり、
自由診療専用の材料です。
また、国の定めた法律では
歯の土台に入れたコアが自由診療(保険外診療)の場合、
その上に入るかぶせ物も自由診療でなければならない、
と定められています。
いわゆる混合診療禁止の原則です。
そのため、歯に入れる土台をファイバーコアにして
かぶせ物は保険診療の範囲内の材料、
という組み合わせをご希望の方は
かぶせ物も保険適応外=自由診療
という扱いになることから、
お支払いも10割全額負担となりますので
予めご注意ください。
また、当院が採用している歯根破折に強いi-TFCシステムと言えど、
絶対に大丈夫ということは残念ながら言えません。
(この世の中に「絶対」という言葉を使えるものがほとんどないのと同じですが・・・)
歯が短い、歯が薄い、噛む力が異常に強い、かみ合わせの力を支える歯の本数が少ない、
歯並びが悪い、歯のお手入れが良くないなどの条件に当てはまると、
たとえ世界最高レベルの材料と言えど、
耐えきれず歯がダメになる場合もあります。
どうしても人間の身体が相手ですから、結果を保証するものではありませんので
その点もご承知おきください。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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