歯に優しい水分補給とは
投稿日:2020年9月5日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の柴田です。
コロナ対策で外出時もマスク着用をしているため、今年の夏は特に暑く感じました。
まだまだ残暑も厳しそうですね。
ところで、暑い季節は特に水分補給を気を付けていると思いますが、その水分補給、
実は歯にダメージを与えているいるかもしれません!
皆さん、水分補給として、どんな飲料を飲んでいますか?
スポーツドリンク、炭酸飲料など、「水分補給の味方」のようなラベルを見て、ついつい手を伸ばしがちではないでしょうか?
実はその飲み物、歯を溶かしてしまっているかもしれません!!
糖分と塩分、ミネラルを補給することは非常に大事なのですが、主に水分補給でイメージされる清涼飲料水、スポーツドリンクは多くの種類で歯の脱灰が起こることが示されています。
清涼飲料水はpHが2.5~3.5と、酸性に傾いているものが多く、実際に歯を24時間清涼飲料水の中に浸しておくと、一部が溶けはじめてきます。
歯が溶け始めるpHは、pH5.5が境目と言われています。
それより低いpHでは歯が溶け始める危険性があるのです。
もちろん、一時的であれば、唾液の緩衝能というものが働き、唾液の力でお口の中の酸性度をすぐに戻してくれるので心配するほどではありません。
ただ、唾液がお口の中を正常な状態に戻すまでにも時間がかかります。スポーツドリンクをだらだら飲むと、お口の中はずっと酸性の状態が維持されてしまい、歯の表面を少しずつ溶かしていってしまいます。
炭酸飲料やスポーツドリンクを飲む際は、ダラダラ飲まず、飲んだ後にお水を飲むか、口をゆすぐと歯を溶かすリスクを下げることができますよ!
まだまだ暑い日が続きます。
暑い季節の水分補給はもちろん大切ですが、少し歯のことも考えて上手な水分補給をしましょう!
世田谷区・千歳烏山で予防に力を入れている歯医者をお探しの方は
こまい歯科までお問い合わせください。
■ 他の記事を読む■