治療中うがいを我慢して頂く理由①
投稿日:2020年1月25日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の竹森です。
歯科治療では、唾液の取り扱いに気を付けながらの治療となるので、患者さんのみなさんにはどうしてもうがいを我慢して頂き、お口を開けて頂く時間が長くなることがあります。
今回は、うがいを我慢して頂く治療とその理由に関してお話致します。
まず治療中にうがいができない治療の一つとしては、歯の根の中の治療(根管治療)があります。
根管治療とは歯の中をクリーニングすることです。
歯の一番内側にある神経まで細菌が入っているときに必要になります。
目的は歯の中にいる細菌がなるべくいない状態にすることです。
治療中は歯の中にアプローチしているため、治療途中で起きてうがいをしてしまうと、唾液が歯の中に入ってしまいます。
以前のブログにもある通り、唾液には1ccあたり約10億の細菌がいます。
その唾液が歯の中に入ってしまうのは、治療の目的を考えても良くないです。
そのため、歯の中が露出している根管治療をしている時には、どうしてもお口を開けて頂く時間が長くなってしまいます。
日常生活で口を開けたままにするという動作はすることがないため、歯科治療の際、お口を開けたままにするというのはなかなか大変な事とは思いますが、治療の予後を高めるためにもご協力をお願いします。
その他の治療中うがいを我慢して頂く治療についてはまた次回以降に掲載致します。
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