歯医者さんが教えるMRI撮影する前の疑問点
投稿日:2020年9月24日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol70)
患者さんからたまに受ける質問です。
Q:今度MRIを撮影するが、大丈夫ですか?
A:入れ歯を使っているか?をまずご確認ください。
(1)入れ歯を使っていない場合
全く問題ありません。
(2)入れ歯を使っている場合
入れ歯に金属部分があるか?をご確認ください。
必ず表面と裏面の両方をご確認ください。
①金属がある場合は必ずMRI撮影前に入れ歯を外してください。
放射線技師さんからも必ず確認されるはずです。
②金属がない場合は全く心配ありません。
それでも気になるなら入れ歯を事前に外しておけば良いでしょう。
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そもそも歯に銀歯や金歯など
金属を入れている日本人はとても多いですが、実際は普通にMRI撮影しています。
ではなぜMRI撮影の前に入れ歯を外して!となるのでしょうか?
それは
磁性
が問題となるからです。
磁性のある金属が入れ歯には使われていることが多いです。
特にコバルトクロム。そしてマグネット(=磁石)。
これらは検査中に熱を発生させる恐れがあるので、
MRI撮影時に磁石の入った入れ歯は入れてはダメなのです。
もし医師が口腔内の金属を外してきなさい!と指示されるのなら、
必ず紹介状(情報提供書)を歯科に持って行くよう言われるでしょう。
でも、今までそういう指示を出してこられた医師を私は1人も知りません。
というわけで、
MRIを撮影するからと言って
歯に詰めたり被せてある金属を外すのは馬鹿げています。
磁石の入った入れ歯だけ注意すれば良いのです。
ゴールド、白金加金などいわゆる貴金属も磁性はありませんし、
いわゆる銀歯(=12%金銀パラジウム合金)も
問題なくMRI撮影できます。
世田谷区・千歳烏山でセラミック治療の経験が豊富な歯医者
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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