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歯医者さんが教える!セラミックの色の決め方

投稿日:2023年3月3日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol474)​​

 

セラミックを作る前に、どういう色にするか?を

患者さんとご相談しております。

その中でよくあるのが、

「先生が良い、と思った色にしてください」

というお返事です。

 

これは私を信頼してくださっておられるから

そのようにおっしゃられたセリフなのだろうと思います。

 

しかし、だからと言って単純に私がこれが良い、と思った色で

一方的に決めることはしません。

 

私からいくつかの色のご提案はしますし、可能ですが、

いつも難しいなあ、と思いながら色を選択しているのが

実情です。

 

これはどういうことか?といいますと、

「セラミックの色」と一言で言っても、単純な白ではないからです。

 

少し専門的になりますが、色を合わせる際に考えなければならないのが

色相、明度、彩度という3つの項目です。

 

色相は、赤・黄・緑・青のように、色を特徴づける色みのことです。

私達専門家は、A、B、C、D系統といった色みを最初に見ています。

 

次に、明度は文字通り明るさを意味します。

 

部屋の照明を思い浮かべてみて下さい。

 

部屋の壁紙は真っ白だとしましょう。

 

次に、一番の明るさと、一番の暗さを想像してみてください。

 

するとどうでしょう?

 

一番明るい照明だと、壁紙の白さもひときわ白く見えるはずです。

逆に、一番暗い照明だと、壁紙の白さも暗く見えるはずです。

 

単純に言えば、これが明度です。

 

次に彩度。

これは色の濃さと鮮やかさを意味します。

 

なんだか難しい話になってしまいましたね・・・。

 

まあ、要するにこの色の3要素を見ているのが基本なのですが、

これに加えて大きな要素がありますよね。

 

それは、各人の価値観ではないでしょうか?

 

たとえ色が合っていなくてもいいから白い方が良い。

周囲の歯と同じような、できるだけ自然な色が良い。

白ければ何でも良い。

などなど・・・。

 

とにかく人によって全く色の感覚が異なるのです。

 

ですから、正解なんてありません・・・。

 

本当に難しいな、といつも思っているのはそういう理由があるからで、

歯医者さんに全面的に任せたから良い結果が出るとは限らないわけです。

 

 

 

世田谷区・千歳烏山でセラミック治療の経験が豊富な歯医者

をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。

 

 

 

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