歯医者さんが教える!歯の神経が原因の痛みはどのくらいで取れるか?
投稿日:2022年11月7日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol417)
歯が痛い!という場合に、歯の神経が原因であることは
結構あります。
その場合は
「歯髄炎」
と呼ばれる状態です。
歯の神経を取ったのに歯が痛い!という場合は、
「根尖性歯周炎」
という状態であることが多いです。
では、これら「歯髄炎」、「根尖性歯周炎」になったら、
どのくらいで痛みが取れるか?
「歯髄炎」の場合は、1回の治療でほぼ痛みが消えます。
稀に1回で痛みが完全にゼロにはならず少しだけ残る場合もありますが、
それでも2回目の治療後には、まず痛みは完全に引きます。
「根尖性歯周炎」の場合は、1回の治療で痛みが消える場合も多いですが、
炎症がひどかったり歯の中の汚染物が取りきれていなかったりすると、
2、3回治療しないと痛みが完全に取れない場合もあります。
中には、根管治療を終えたのに、うずくような鈍痛が残る場合もあります。
ただ、そういう場合でも、
精密根管治療をした場合には
数か月後には痛みが完全に消えることも
あります。
それでも痛みが取れない場合は?というと、
残念ながら根管治療が効かなかった、
という診断になります。
幸い、精密根管治療をしたけれど痛みが取れなかった、というケースは
ほとんどなく、良好な成績を残せていると感じております。
ただし何事も100%成功するというものはこの世には存在しません。
0.1%でもうまくいかないケースに当てはまったならば、
その場合はやはりその歯に対する治療法の限界を示すものであり、
次の手を考えなければならない、ということです。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
■ 他の記事を読む■