数年経ったら歯の治療のやり替えが必要か?
投稿日:2023年8月14日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol533)
半年前に無事に治療を終えられた患者さんから
「数年経ったら歯の治療のやり替えが必要ですか?」
とのご質問を受けました。
このような質問はたまにあります。
虫歯が知らない間に進行して、歯の神経を取ったり
抜歯になるくらいなら、早め早めに治療したほうが良いのでは?
ということで、このように質問されるようです。
これには確かに一理あるのですが、同時に難しい点もあります。
1つは
「1本の歯における治療回数というのは人生において限られている」
という原則です。
歯の治療は、回数を重ねれば重ねるほどに
どうしても大なり小なり歯を削っていくことになります。
一生に歯を治せる回数は4回、といわれています。
(運が良ければ5回、6回、7回、ということもありますが)
一方で人生100年時代と言われていますが、たとえば一生に5回しか
歯を治せないとした場合、単純計算すると25年に1回となります。
このことからも、数年に1回歯を治す、ということがいかにもったいないか?
がわかりますね。
もちろん、悪くなって治療の必要性が出てきたら
治療した方が歯が長持ちする場合が多いので、その場合は治療しますけれども。
ということで
「1本の歯における治療回数というのは人生において限られている」
という原則を踏まえつつ、
治療したほうが良いかどうか?見送ったほうが良いのか?の両者を天秤にかけて
判断していくのが現実的です。
ただ、数年に1回治療をやり替える、というのは非現実的に思います。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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