歯医者さんが教える!虫歯治療におけるよくある誤解①
投稿日:2024年5月1日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol639)
虫歯治療でよくある誤解の1つに、
「歯の治療って1回で何でも治るんでしょう?」
というのがあります。
確かに虫歯がとても小さいケースでしたら
「1回で治る」と考えてOKでしょう。
ところが、ある程度の規模の虫歯や、歯が欠けた・折れた、取れた、
といった場合には1回で治せないものです。
ダメになった部分を人工物で置換するのが歯の治療です。
その人工物は大きく分けて
金属
セラミックス
レジン
セメント
があります。
これらのうち、レジンとセメントは1回の治療で終了することがほとんどです。
(レジンにおいても、治す規模が大きい場合には歯科技工士さんに依頼しなければ
ならなくなりますが)
しかし、金属やセラミックスは、歯医者さんがその場で製作することは不可能です。
例外はセラミックスの中でもCAD/CAMという、セラミックの塊を
機械に削らせて詰め物やかぶせ物を作る方法です。
それなら、数時間待てば1日で治すことも可能だったりしますが・・・。
(※当院ではCAD/CAMによる1日治療は
手作りに比べて残念ながら精度が落ちるので行っておりません)
当院ではすべて手作りで製作を依頼していますので、
歯科技工士さんに依頼しなければいけないケースでは
さすがに1日では無理です・・・。
ということで、1本の歯であってもある程度の範囲・大きさを治すのであれば、
1日だけでは到底終わらない、ということだけ覚えておかれると良いでしょう。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
■ 他の記事を読む■