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歯医者さんが教える!MTAで歯の神経を温存する治療における注意点

投稿日:2023年2月16日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol466)

 

「歯の神経を取らなければいけない、と他の歯医者さんで言われた」

という患者さんがたまにいらっしゃいます。

 

そういう方々のうち、

たまに条件が合って歯の神経を温存できるケースもありますし、

やっぱり前の歯医者さんの診断通り歯の神経を取らなければいけないケースも

あります。

では、実際にどういう場合に歯の神経を温存できるのか?

 

 

①何もしなくても痛い、ということが一切ないこと

②その歯において虫歯以外の健康な部分が4割以上あること

③マイクロスコープとMTAセメントを使うこと(自費診療)

④歯の神経が露出した時に、病的な歯髄(歯の神経)を除去したその下に

 健康な歯髄が確認できること

⑤事前のレントゲンで、歯の神経の太さがある程度あることが確認できること

⑥治療後も痛くない状態が確認できること

 

これらの条件を全て満たした場合に、歯の神経を温存する治療に

チャレンジしても良いと思います。

 

ただし、物事には100%成功する、ということがないように、

この歯の神経を温存する治療(歯髄温存療法)は最先端分野ではあるものの、

実はまだまだ科学的にわかっていない部分もあります。

 

臨床的にも治療して経過を観ていかないと分からない部分があるのです。

 

そのため、歯髄温存療法を行った後に、運悪く歯の神経の炎症が悪化して

痛みが出てきてしまったら、そこであえなく歯の神経を取る治療(根管治療)

に移行しなければなりません。

 

そしてもう1つの注意点は、

一度自費診療で歯髄温存療法を行ったら、

その後の歯の神経を取る治療(根管治療)、

そしてその次に入れる土台とかぶせ物自費診療になってしまう

ということです。

 

つまり、治療費も大幅に変わってしまう、ということです。

 

保険診療の範囲内ではMTAセメントは使用禁止されているため一切使えません

 

歯髄温存療法をご希望の方は、よくよく注意点をご理解の上で

ご相談ください。

 

世田谷区・千歳烏山で歯髄温存療法をする歯医者

をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。

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