歯医者さんが教える!親知らず抜歯のリスクは?①
投稿日:2021年7月28日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol200)
親知らずを抜く、抜かない、というお話は歯医者さんでは日常茶飯事です。
ただ、患者さんにとっては、親知らずを抜くかどうか?でも心の準備が必要
ということがほとんどではないでしょうか?
皆さんの心配事は、
痛いかどうか?
安全に抜けるかどうか?
抜くのにどのくらい時間がかかるのか?
この辺であることがとても多いようです。
まず、痛いかどうか?ですが、ケースバイケースなので一概には言えませんが
一般的には麻酔が効きますし、多くの場合は大丈夫です。
ただし、痛みが出やすい条件はあります。
2つあって、
1つは親知らずを抜くのが明らかに大変であること。
歯を抜く前に、既に親知らずに痛みが出ていれば出ているほど、
抜く時に麻酔が効きにくくなります。
そのため、そのような痛みがある場合は事前に炎症をできるだけ抑えておくことがポイント
になります。
その上で抜歯するわけですが、
上の顎であればほとんどの場合は心配いりません。
なぜならほとんどのケースでは麻酔がよく効くからです。
下の顎の場合は上の顎の歯よりは麻酔が効きにくくなるので、
歯医者さんも様々な方法で麻酔を効かせるよう工夫をしています。
私の経験上では、上の歯はまず大丈夫ですが、
下の顎の歯は95%は最初の麻酔だけで施術中に痛みが出ることはありません。
5%くらいの方は、歯が抜けそうになるあたりで少し痛いと感じるようなので、その時に追加で
麻酔をすれば痛みが取れます。
なので、終わった後、「思ったほど痛くなかった」「大丈夫だった」
とおっしゃっていただけております。
いずれにしても、抜歯の最中に痛かったらつらいですから、
なるべく痛くないように、と私も常々心がけてております。
あとは難易度が高そうな親知らずであれば、大学病院やその関連病院の口腔外科に
依頼するのも良いでしょう。
痛みがどうしても怖い、という場合には鎮静法や全身麻酔といった方法もありますから、
まずはご相談の上でどうしたらいいか?を患者さんと一緒に決めております。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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