歯医者さんが教える!どんな名医であってもうまくいかない場合とは?⑤|世田谷区千歳烏山でおすすめの歯医者|こまい歯科

新型コロナウィルス対策について

月~土曜日まで毎日20時半まで診療

予防専用ルーム完備

訪問歯科診療対応

天然歯の保存にこだわり

お問い合わせ

マイクロスコープを用いた精密治療対応

03-5315-1188

東京都世田谷区南烏山 5-19-10 賀茂ビル2階

歯医者さんが教える!どんな名医であってもうまくいかない場合とは?⑤

投稿日:2021年12月27日

カテゴリ:ドクターズブログ

​こまい歯科の小泉です。(vol271)

 

​世界最高の名歯科医であっても手が出せないケース、

今日も1つご紹介しましょう。

それは、重度の歯周病で歯が今にも抜け落ちそうな場合です。

 

一般に、歯周病はすべての歯で進行しやすいものです。

 

もちろん歯によって進行度も違います。

また、奥歯の方が進行しやすい傾向もあります。

 

いずれにせよ、歯1本だけとか、5本だけが歯周病になって、

あとは一切歯周病はない、という状態はあまりありません。

 

だいたいの場合において歯周病がある人は

どの歯も程度の差こそあれ、歯周病になっているものです。

 

さて、全ての歯が重度の歯周病になっているとしたらどうでしょう?

おそらくどの歯も触ると歯がグラつくはずです。

 

中には不可抗力で、どんなに頑張って治療しても歯周病が進行してしまって

そうなる方もいらっしゃいます。

 

そんな厳しい状態において、歯をなるべく抜かずに治療して欲しい、という

患者さんも多いのではないでしょうか?

 

ただ、

「1本たりとも歯を抜かないように治して欲しい」

とお考えでしたら、これは残念ながら世界中のどんな名医であっても

治すことはできません。

 

今の医学では・・・。

 

抜かないようにするには、歯周病の進行を止めるだけではなく、

歯周病で失ってしまった顎の骨と歯肉、歯根表面にある歯根膜とセメント質、

これら大半を再生させなければならないのです。(理想は全部再生でしょうけれど)

 

しかし、昔から再生療法として様々な製品が出てきましたが、

どれも決定的ではなく、上記のような再生を起こすのは夢のまた夢、

といった状況です。

(ちなみに今の再生療法では、限られた条件を満たせば期待できますが、

その効果は皆さんのイメージとはだいぶ違うと思います)

 

もちろん重度歯周病だから全て抜かなければならないわけではありません。

今日述べたのは、今にも抜け落ちそうなケース、ということです。

 

 

世田谷区・千歳烏山でなるべく歯を抜かない歯医者

をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。

トップへ戻る