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歯医者さんが教える!歯の神経を残すことの難しさ①

投稿日:2023年9月14日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol550

 

歯の神経を残した方が良い、というのは基本的にその通りです。

ただ、それは歯の神経が健康である、という前提の話です。

(上の画像のような場合、問題の歯の神経は残せませんが・・・)

 

歯の神経が健康なのか、それとも瀕死の状態なのか、その中間なのか?

それによっても話が変わってくるからです。

 

歯の神経が瀕死の状態だったら、どうでしょうか?

 

歯の神経を仮に温存して治療したとしても、歯の神経が助かる見込みはほとんどない

のが現状なのです。

 

唯一、歯根がまだ未完成で歯の神経が太いお子さんでしたら、

もしかするとチャンスがあるかもしれませんが、それでもVPT

と呼ばれる手法を使って厳密に治療したとして、でしょうね・・・。

 

歯の神経に流れる血液の量自体、他の身体の部分に比べてとても少ないため、

なかなか免疫力が発揮できない、という人間の歯独特の事情があります。

 

だから、ある程度歯の神経に活力がないと、回復を期待することはできない、と

言えます。

 

では、歯の神経が健康とはいえないが、瀕死というわけでもない、という場合は?

 

歯の神経がこの状態にある、という判断を下す点はとても難しいものがあります。

 

まさか歯を抜いて輪切りにして顕微鏡で観察するわけにもいきませんし。

 

基本的な診査診断は行えますが、あとは治療の反応で歯の神経がどう出るか?を

診ていかないとわからない部分も実際は意外と多かったりします。

 

1つだけ言えるのは、歯の神経はいつでも取れます。

しかし、歯の神経を取ったら元に戻すことはできません。

 

だからこそ、歯の神経を取るかどうか?の診断は、

慎重にくださなければいけない

と私は考えています。

 

 

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