マイクロスコープ精密根管治療で治った一例②
投稿日:2021年6月4日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol175)
マイクロスコープで根管治療し、土台とかぶせ物まで終わった後の
レントゲン写真がこちらです。
この写真は2017年の夏ごろの定期検診の時に撮影しました。
最初がどうだったか?というとこちらです。
2016年春ごろ。
歯根の先の顎の骨まで溶けています。レントゲンで黒く写っています。
わかりやすいように色付けするとこんな感じですね。
治療を終えてから約1年ちょっとで
レントゲンにおける歯根の先の黒い部分は
完全に消えていることがわかりますよね?
写真をもう少し拡大してみましょうか?(解像度が落ちますがご容赦ください)
さらに、今年2021年3月頃の定期検診時に撮影した写真がこちら。
2017年の写真と同じく、歯根の先の黒いレントゲン像は全く見られません。
すっかり良くなっています。
当然ながら自覚症状もないですし、その他の検査をしても異常ありませんでした。
回復して良かったですね!
このような歯根の先に炎症が起きる、いわゆる根尖性歯周炎とか根尖病巣と呼ばれる病気は、
レントゲン的に治った!とわかるまでどんなに早くても半年、通常は年単位がかかるものです。
また、症状が消えて問題なく歯を使えていても、レントゲン的に黒い部分が完全に消えるとも
限りませんからこの点はくれぐれも誤解のないようご注意ください。
大事なのは
回復傾向がはっきりしているかどうか?
日常生活で問題なく歯を使えているかどうか?
そして何より、中長期的に安定していること。
これらがまず現実的には大事なポイントとなりましょう。
もちろんレントゲン的にもばっちりきれいに治った、と言えるような状態になれば
最高ですし、私も常にそこを目指して日々努力をしております。
世田谷区・千歳烏山で精密根管治療に力を入れている歯医者さんを
お探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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