歯医者さんが教える!歯の治療をした後にいつ食べたらいいの?
投稿日:2021年10月18日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol238)
歯の治療が終わった後、たまに患者さんが
「しばらく食べない方がいいですか?」
と質問されます。
A:基本的にはすぐ食べても問題ありません。
ただし麻酔した場合は、頬や唇などを咬みやすかったり、
うまく唇が閉じられずに飲み物がこぼれやすい場合もあるので
気をつけましょう。
また、抜歯した場合は特に傷口を避けて食べるよう気をつけましょう。
解説です。
なぜすぐ食べても問題ないのでしょうか?
たとえば仮詰めや仮歯をつけたとしましょう。
歯医者さんで使用している材料は、どれも5~10分もあれば固まるからです。
だから、たとえば治療終了後30分間、
食べたり飲んだりしないように気をつけたとしても
全く意味がありません。
当院ではめったに使いませんが、日本全国の歯科医院で多く使われている
キャビトンという水硬性セメントというものがあります。
これは固まるまでなんと3日もかかってしまいます。
このキャビトンという材料でよく起きるのは、
次の治療アポイントまでの間に患者さんが
「仮の詰め物が取れてしまった」
と慌てて電話をおかけになられることです。
ケースバイケースなので一概には言えませんが、
キャビトンは全部取れる場合は稀で、だいたい半分は歯に残っていて、
仮の蓋としては問題ないことも案外あります。
それでもご心配であれば担当医に診てもらうとよいでしょう。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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