マイクロスコープはできるだけ歯を残す最後の希望を灯す存在
投稿日:2021年1月29日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol119)
歯科において「マイクロスコープ」は
ここ20年ほどでようやく認知されてきたようです。
とりわけ根管治療においてはマイクロスコープの威力は絶大です。
どのくらい違うか?のイメージですが、
私は例えば長篠の戦いを思い出します。
ちょうどNHK大河ドラマ「麒麟が来る」に織田信長が出ています。
ドラマではほぼ触れられていませんでしたが、
長篠の戦いにおいて、
武田勝頼が誇る騎馬隊と織田信長・徳川家康連合軍の鉄砲隊の対決が
有名ですよね。
マイクロスコープでの治療と肉眼(※)での治療の差も
この鉄砲隊と騎馬隊くらいの歴然とした差があるわけです。
※根管治療においては、拡大鏡(ルーペ)であっても
マイクロスコープレベルには到達できません。
実際、肉眼(またはルーペ)での根管治療ではお手上げだった歯が、
マイクロスコープを使うことで助かるようになったりしています。
もちろん、厳しい歯の全部が全部治るわけではありませんので
そこは過剰な期待を抱かないでくださいね。
ただ、患者さんにとっては唯一無二の歯です。
抜きたくない、という気持ちは当然だと思います。
だからこそ、治せるものなら全部治したい。
私はいつもそう思っています。
でも、現実はとてもとても厳しいです。
ダメかも、と思って治療をしたら思わぬ回復を見せてくれた歯もあれば、
やっぱりダメだったか、ということもあります。
治るか治らないかの瀬戸際、ということもよくあります。
それでも歯を残せる可能性が少しでもあるならば、チャレンジしたい。
そういう、ラストホープ(最後の砦(希望))として
マイクロスコープを使った根管治療があります。
ご希望の方は担当の先生にお問い合わせください。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
■ 他の記事を読む■