歯医者さんが教える虫歯の危険が高いおやつ④
投稿日:2020年9月10日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol65)
虫歯の危険性が高いおやつということで、
前回までにキャラメル、ソフトキャンディ、乳酸菌飲料をご紹介しました。
今日はこちら。
3.菓子パン
(虫歯になりやすいレベル:2)
(※レベル1が一番危ない、レベル5が一番虫歯になりにくい)
菓子パン、好きな人多いですよね。
私も30代前半まではたまーに食べていましたので
好きな人の気持ちはわかります。
(今はほぼ食べていません)
しかし、
歯医者さん的には間食として
菓子パンをおススメすることは
できません。
でも虫歯になりやすい方だ、というのは
やはり菓子パンを食べる方にとってはショックといいますか、
残念ですよね。
どうしても食べたいんだけど
虫歯のリスクも極力減らしたい!
というのでしたら、こういうのはどうでしょう?
たとえば、朝やお昼にサンドイッチを食べるとします。
その流れでデザート的に菓子パンを1種類だけ食べる。
これでしたら、
虫歯のリスクをある程度減らすことはできます。
この理由はステファンカーブで説明できます。
この辺はまた別の日に解説しますね。
それから、
もう1つ菓子パンをおすすめできない理由
があります。
それは血糖値の急激な上昇が起きやすいということです。
糖尿病の観点からしても最悪ですね。
また、近年、一部の医師、看護師らの観察から、
急激な血糖値の乱高下が
イライラ・怒りっぽくなる・
興奮する・不安になる・落ち着きが無くなる
といった良くない症状を引き起こしやすい
ことが言われ出しています。
確かに、私の患者さんのご家族が
子供たちに菓子パンや駄菓子を一切あげるのを止めたところ、
「ギャーッ」と叫ばなくなったり、落ち着くようになってきた、
というご報告を受けたことがあります。
少なくとも幼児、小学生、中学生あたりのお子さんがいらっしゃるご家庭では
菓子パンをお止めになられたほうが良いのでは?と思うのは私だけでしょうか?
※遺伝子の違いから、中には菓子パンを食べてもへっちゃら、健康そのもの!
という人もいるはずですが、それはごく少数派のはずです。
それでも菓子パンをどうしても食べたい!
今、手元に菓子パンしかない!
という方にはもう1つのアドバイス。
菓子パンを食べたらすぐ歩きましょう!動きましょう!
できれば20~30分!
これで血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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