なるべく歯を抜かないことのメリット②
投稿日:2025年7月10日
カテゴリ:ドクターズブログ
千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol781)
なぜ歯を抜かないことが大事か?を改めて整理してみましょう。
・長期的には寿命に影響が出る
2012年、高田ら(補綴歯科学会誌)は
1本の歯がダメになると1.5年分寿命が短くなる
と報告。
これ、考えれば当たり前のことなのですよね。
自然界においても、動物が歯を失うことは命の短縮につながります。
なぜなら、食事が難しくなったり、咀嚼不良による消化不良から
栄養失調に陥る危険性が高まるからです。
ヒトも動物ですから自然界の摂理には逆らえません。
ロボットではないので・・・。
・おいしく食事できないことが出てくる
家族、お子さん、お孫さん、友人、取引先相手などの方々と一緒に
食事する際、「私は実はこれが食べられない」ということも・・・。
・歯並びが変わって見た目にも悪影響が出ることが多い
例えば奥歯がだめになったとします。すると、噛む力が前歯あたりに集中し、
かみ合わせの高さが下がって出っ歯になったりすきっぱになったり・・・。
・脳の血流量減少による認知症発病率上昇リスク
愛知県の訪問専門の医師・長谷川先生によると、1回の咀嚼ごとに
歯の周囲の血液が数ml、脳に向かってピストン輸送されるそうです。
しかし、歯を抜いてしまうとその血液量がその分減ってしまいます。
その結果、認知症の発病リスクが上昇する、とのこと。
訪問診療専門の先生の実体験からくるお言葉でもあるので
すごく重みがありますね・・・。
何より、人生の先輩である年配の方々のお話を聴く限り、
「歯は本当に大事。若いころ大事にしなかった自分をひっぱたきたい」
なんてことをよく聴きます。
アンケート調査でもだいたい歯を大事にしなかったことを後悔している人が
とても多いですよね。
というわけで、歯はすごく大事。
できる限り抜かないよう大切にしないといけませんね。
永久歯は二度と再生しないのですから・・・。
をお探しの方は千歳烏山KI歯医者までご連絡ください。
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