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歯医者さんが教える!どんな名医であってもうまくいかない場合とは?⑦

投稿日:2022年2月9日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol291)

 

どんな名医の歯医者さんであってもうまくいかない場合その⑦です。

 

それは

「治療の時間が足りない場合」

です。

たとえば虫歯​​​、と一言で言っても進行状態によって広がり方は違います。

 

元々入っている詰め物やかぶせ物があれば、虫歯はそれに沿って進行したり

その下に広がったりするなど、不規則的な広がり方をするものです。

そのため、虫歯治療をする、となって、まあまあ大きい虫歯の治療をする場合には

私なら最低30分、必要とあれば1時間のアポイントを確保します。

しかし、10分か15分しかない状況だったらどうでしょうか?

 

説明の時間を省く?

→患者さんは不満を持つと思いますし、私も患者さんにご理解いただけない状況で

治療を進めるのは不安しか感じません。

 

治療の工程をどこか省く?

→それって、手抜き・・・?

 そうでなくとも、治療のレベルを落とす、ということになりますね。

 

虫歯を適当に治してくれればそれでいいんだ、という患者さんだったら

10分、15分でも良いかもしれません。

 

でも、待ってください。「適当に」って何でしょうか?

 

説明を省いて満足する方はほとんどいません。

 

となると、

治療の工程を省く=治療のレベルを落とす

という選択をせざるを得ない、ということになりましょう。

 

仮にドクターXの大門先生ではないけれど、

10分でも完璧に歯を削れたとしても、

歯型を採ったり、

かみ合わせを記録したり、

仮詰めをしたり、

はたまた色合わせをしたり、

といった工程も入れたらあっという間に20分はかかってしまうはずです。

 

やはり無理があります。

 

きちんとした治療を受けたい、と思うならば

時間を確保することは絶対条件なのです。

 

 

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