歯医者さんが教える!精密根管治療でないと不可能なこと①
投稿日:2022年8月15日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol378)
私はマイクロスコープを使った精密根管治療を
毎日のように施術しております。
(写真は数年前に、治療技術のさらなるブラッシュアップのために
受けたトレーニングの一コマです)
精密根管治療と肉眼での治療は、治療成績においても決定的な差が
あることはよく知られています。
精密根管治療:初めて神経を取る場合は90~95%
感染根管治療の場合は 70~85%
肉眼での治療:25~40%
と、だいたいどこのデータでもこのようになっております。
要するに100点満点のテストで、
一方は90点とか、少し落ちても70点とかをたたき出している一方、
もう片方は30点とか40点程度しか取れていない、ということですね。
どうしてここまで圧倒的な差がつくか?と言いますと、
①汚染物を確実に取れるかどうか?
②無菌的な処置をしやすい状況かどうか?
③治療にかける費用と労力
の3つになりましょう。
これらのうち、①の汚染物を確実に取れるかどうか?についてまず解説します。
肉眼だと正直言って歯の中はほぼ見えません。
つまり、目隠しをして治療しているのと同じ状況です。
一方、マイクロスコープを使うと、とにかく歯の中がよく見えます。
そして尖端の直径が0.08㎜の極細の器具を始め、微細に振動する超音波の機械、
ニッケルチタンファイルなど、非常に繊細な治療器具を駆使して
歯の中を徹底的にクリーニングできるのです。
しかし、その反面、これらの器具が繊細であるがゆえ、
肉眼だと使用することができないのです。
なぜなら、肉眼での根管治療では
盲目に等しい状況であることから
使用すると破折したり、変に歯の中を傷つけたりする危険度
が高いからなのです。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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