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根管治療における痛み・腫れの原因④

投稿日:2020年3月2日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol30)

 

今度、辻本教授を久しぶりに招聘してトレーニングを受けるため、

その準備に追われています。

 

これはその時に使う歯の1つ。

根尖(歯根の尖端)が開いてしまっているのでその点は難がありますが。

レントゲン撮影をしてみました。

​歯の中央に見える黒い部分は歯の神経・血管(歯髄)があったところです。

 

たまにこれを「虫歯ですか?」とお聞きになる患者さんがいらっしゃるのですが、

虫歯ではありません。

(※ケースによっては、歯の根元あたりに虫歯ができていて、それがレントゲンで

歯髄と重なって見えてしまうこともあるので注意が必要)

 

脱線したのでもとに戻ります。

 

今回のトレーニングでは予め根管治療が済んだ歯が必要となりました。

 

トレーニング時はマイクロスコープを使用しますが、

この事前準備では、あえてルーペすら使わず

すべて肉眼で行いました。

 

歯髄に到達するための穴を形成するとこんな感じ。

普段、口の中で治療していますが、理論的には口の外の方が簡単そうなのに

私には慣れている口内のほうが簡単に感じてしまい、戸惑いました。

 

意外な発見があるものですね。

 

この歯髄に到達するための穴1つとっても、根管治療を左右する要素になります。

 

理由は簡単で、削らなさすぎては視野が悪くて器具も入りにくいし、

適切な洗浄消毒操作がやりづらくなって不十分になりやすいからです。

 

しかし、逆に削り過ぎても器具が逆に入りにくくなるので

同じく治療の精度が落ちます。

場合によっては、仮封あるいは歯質が変に薄くなって

そこが脆弱になり、漏洩しやすくなる危険性もあります。

特に歯質が薄くなると歯根破折につながる危険性も高くなるので、

根管治療が上手にいっても、その後の歯の温存という観点からはむしろ

マイナスだ、ということもありえます。

 

だから、

歯は不必要に削らなすぎることのないように、

かといって削り過ぎることのないように

 

基本中の基本ですが、大事にしなけれななりませんね。

 

 

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