歯医者さんが教える!歯が痛くなくなったら治ったということ?①
投稿日:2023年9月11日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol548)
「歯が痛くなったんだけど、しばらく放置していたら
痛みがなくなったので、治ったと思います」
という患者さんがたまにおられます。
いろんなケースがあるので十把一絡げに物事を言うことはできませんから、
今回は歯の神経においてこのような症状が出た、という場合を想定して
解説します。
虫歯が歯の内部に侵入していくと(C2:虫歯の第2段階)、
虫歯菌が歯の神経に入り込んで、歯の神経に炎症が起こります。
この第2段階においては、実は基本的にはあまり症状は出ないのです。
冷たいものや甘いものがしみる、
デンタルフロスがほつれてひっかかる、ということはあり得ますが。
ただし、この C2:虫歯の第2段階 においても、
次の第3段階に向かうどこかのステージにおいて、
しみる症状が強くなっていくこともまれにあります。
さらに虫歯が進んで、虫歯が歯の神経に到達すると(C3:虫歯の第3段階)、
歯の神経の炎症が悪化するとともに、歯の奥の方にまで範囲を広げていきます。
歯の神経のところどころで細胞達が死んでしまったりもします。
さすがにこの C3:虫歯の第3段階 においては
冷たいものがキー-ーンとしみる、
温かいものがしみる、
ズキズキする、
といったような症状が出るのが通常なのです。
では、そういう症状が出たのに
歯が痛くなくなった、としましょう。
これは本当に治った、ということになるのでしょうか?
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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